米国株見通し:底堅い値動きか、米中協議の進展を好感
*14:27JST 米国株見通し:底堅い値動きか、米中協議の進展を好感
(13時30分現在)
S&P500先物 5,656.75(+31.00)
ナスダック100先物 19,994.50(+118.00)
米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は堅調、NYダウ先物は209ドル高。米金利は低水準で推移し、本日の米株式市場は買い先行となりそうだ。
6日の主要3指数は続落。下げ幅縮小も軟調地合いが続き、ダウは389ドル安の40829ドルと前週末までの9連騰後は2日連続でマイナスに沈んだ。この日発表された貿易収支で赤字額の拡大が嫌気され、前日の利益確定や持ち高調整の売りが続いた。また、トランプ大統領とカーニー・カナダ首相との初会談で両国貿易の不透明感が深まったことも売り要因。セクター別では製薬や消費、ハイテクなどの下げが目立ち、終盤にかけて相場を圧迫した。
本日は底堅い値動きか。連邦公開市場委員会(FOMC)は政策金利の据え置きを決定する公算で、目先の追加利下げに慎重なら売りが出やすい。ただ、トランプ氏の連邦準備制度理事会(FRB)に対する緩和圧力が予想され、過度な下げは抑制される見通し。一方、9-12日の日程で米中貿易交渉が開かれる予定で、両国の対立解消に向けた動きが好感される。調整売りを経てハイテクをはじめ中国関連銘柄が選好されば、買戻し優勢となって相場を押し上げるとみる。
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