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市況・概要 2023/10/17 09:44 一覧へ

日経平均は404円高でスタート、レーザーテックやリクルートHDなどが上昇

[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;32063.79;+404.76TOPIX;2298.09;+24.55


[寄り付き概況]

 17日の日経平均は404.76円高の32063.79円と3日ぶり反発して取引を開始した。前日16日の米国株式市場は上昇。ダウ平均は314.25ドル高の33984.54ドル、ナスダックは160.75ポイント高の13567.98で取引を終了した。政府、同盟国が中東情勢を巡り外交的解決に向けた取り組みを進めていることを受けてさらなる深刻化懸念が後退し、寄り付き後、上昇。ハーカー米フィラデルフィア連銀総裁が講演で、政策金利据え置き支持を再表明したほか、グールズビー米シカゴ連銀総裁がインタビューで、インフレ鈍化基調を認めたため金利先高観が後退しハイテクも買われた。

 今日の東京株式市場は買いが先行した。昨日の米株式市場で主要指数が上昇したことが東京市場の株価の支えとなった。中でも、ハイテク比率が高いナスダック総合指数が1.20%上場、主要な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が1.43%上昇と、ダウ平均(0.93%上昇)より上昇率が高かったことが、東京市場でハイテク株や半導体関連株などの買い手掛かり要因となった。また、日経平均が昨日までの続落で800円を超す下げとなったことから、自律反発狙いの買いも入りやすかった。

 さらに、10月下旬から発表が本格化する3月決算企業の上半期決算への期待感も株価下支え要因となった。一方、引き続き中東情勢の緊迫化が懸念され、株価の重しとなったが、寄付き段階では買いが優勢だった。今日は、ケイファーマ<4896>が東証グロースに上場した。

 セクター別では、精密機器、電気・ガス業、輸送用機器、証券商品先物、不動産業などが値上がり率上位、鉱業が値下がりしている。東証プライムの売買代金上位では、レーザーテック<6920>、SHIFT<3697>、ルネサス<6723>、OLC<4661>、リクルートHD<6098>、アドバンテスト<6857>、東エレク<8035>、ディスコ<6146>、TDK<6762>、HOYA<7741>、村田製<6981>、ソフトバンクG<9984>、ソニーG<6758>、東電力HD<
9501>、日立<6501>、良品計画<7453>などが上昇。他方、第一三共<4568>、INPEX<1605>などが下落している。
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