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外国市場/為替 2025/03/07 09:45 一覧へ

概況からBRICsを知ろう ロシア株式市場は反落、。連日の上昇で足元では高値警戒感が強まり

*09:45JST 概況からBRICsを知ろう ロシア株式市場は反落、。連日の上昇で足元では高値警戒感が強まり 【ブラジル】ボベスパ指数 123357.55 +0.25%
6日のブラジル株式市場は小幅続伸。主要株価指数のボベスパ指数は前日比310.70ポイント高(+0.25%)の123357.55で引けた。日中の取引レンジは122,680.93-124,111.92となった。

買いが先行した後は前日の終値近辺でもみ合った。原油価格の上昇が資源セクターの支援材料。また、欧州株の上昇も買い安心感を与えた。一方、指数の上値は重い。米株安や米関税政策への警戒感が圧迫材料となった。また、米雇用統計の発表が翌日に控えるため、慎重ムードも強まった。

【ロシア】MOEX指数 3207.70 -1.71%
6日のロシア株式市場は反落。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比55.92ポイント安(-1.71%)の3207.70となった。日中の取引レンジは3,188.78-3,234.26となった。

売りが先行した後は狭いレンジでもみ合った。連日の上昇で足元では高値警戒感が強まり、利益確定売りが優勢。また、米景気減速の懸念が高まっていることも圧迫材料となった。一方、原油価格の上昇や欧州株の上昇などが指数をサポートした。

【インド】SENSEX指数 74340.09 +0.83%
6日のインドSENSEX指数は続伸。前日比609.86ポイント高(+0.83%)の74340.09、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同207.40ポイント高(+0.93%)の22544.70で取引を終えた。

売りが先行した後は上げ幅をじりじりと拡大させた。アジアや欧州株の上昇が好感され、買いは継続。また、最近の下落で値ごろ感が強まり、下値を拾う動きも活発となった。ほかに、中国の景気対策への期待感や国内の金融緩和期待などが引き続きサポート材料となった。

【中国本土】上海総合指数 3381.10 +1.17%
6日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比39.13ポイント高(+1.17%)の3381.10ポイントと3日続伸した。

前日までの好地合いを継ぐ流れ。各種政策を決定する全国人民代表大会(全人代、国会に相当)が5日に開幕し、国策に対する期待感が高まっている。李強・首相が冒頭で読み上げた「政府活動報告」では、消費の押し上げ、内需の拡大が重点項目に挙げられた。また、不動産・株式市場の健全な発展に注力するほか、AI(人工知能)技術の活用を通じ、各産業分野でイノベーションを進めることにも言及している。「トランプ関税」の懸念もやや薄らぐ。米政権が4日に発動した関税措置に関し、ホワイトハウスの報道官は5日の記者会見で、カナダとメキシコに課した25%関税のうち、自動車は1カ月免除すると説明した。報道官は「トランプ大統領は、追加関税の適用除外申請にオープン」との見解も示している。また、大統領が4日に行った施政方針演説で、中国への言及がわずかだったことを受け、米中関係の更なる悪化も避けられたとの見方もプラスだ。


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