東証グロース市場250指数先物見通し:売り買い交錯か
*08:05JST 東証グロース市場250指数先物見通し:売り買い交錯か
本日の東証グロース市場250指数先物は、売り買い交錯を見込む。先週末のダウ平均は279.13ドル安の44371.51ドル、ナスダックは45.13pt安の20585.53ptで取引を終了した。トランプ政権がカナダに35%関税率を通知、関税策による経済やインフレへの影響が懸念され、寄り付き後、下落。シカゴ連銀のグールズビー総裁が新たな関税の脅威が利下げを遅らせかねないと言及、インフレ長期化で連邦準備制度理事会
(FRB)の早期利下げ期待も後退し、終日軟調に推移し、終了した。下落した米株市場を横目に、本日の東証グロース市場250指数先物は、売り買い交錯を見込む。日足一目均衡表の先行スパン(雲)上限をサポートに堅調な値動きが続いているものの、6月の高値もち合い水準まで上昇しており、上値追いには商いの増加が必要となりそうだ。一方、米株やプライム市場との連動性も低下していることから、独自の値動きが意識されやすく、短期資金の循環物色も期待できそうだ。指数の利食い売り圧力と、個別株物色がぶつかる「売り買い交錯」商状が予想される。なお、夜間取引の東証グロース市場250指数先物は前営業日日中終値比2pt安の737ptで終えている。上値のメドは745pt、下値のメドは730ptとする。
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