NY債券:米長期債相場はもみ合い、米中貿易協議を控えて投資家の様子見姿勢強まる
*07:11JST NY債券:米長期債相場はもみ合い、米中貿易協議を控えて投資家の様子見姿勢強まる
9日の米国長期債相場はもみ合い。米中貿易協議を控えて投資家の様子見姿勢が強まり、長期債利回りは主に4.36%近辺を挟んだ水準で推移。高率の対中関税が賦課されることを警戒して安全逃避的な債券買いも観測された。7月利下げの確率は若干低下した。
CMEのFedWatchツールによると、9日時点で6月開催のFOMC会合で、FF金利の誘導目標水準が4.25-4.50%となる確率は83%程度。7月開催のFOMC会合で、FF金利の誘導目標水準が4.25-4.50%を下回る確率は58%程度。10年債利回りは4.379%近辺で取引を開始し、一時4.396%近辺まで上昇したが、4.343%近辺まで低下し、取引終了時点にかけて4.379%近辺で推移。
イールドカーブは若干のフラットニング。2年-10年は49.10bp近辺、2-30年は94.80bp近辺で引けた。2年債利回りは3.89%(前日比:+2bp)、10年債利回りは4.38%(前日比0bp)、30年債利回りは、4.83%(前日比:-1bp)で取引を終えた。
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