今日の為替市場ポイント:米長期金利の上昇を意識してドルは下げ渋る可能性
*08:20JST 今日の為替市場ポイント:米長期金利の上昇を意識してドルは下げ渋る可能性
8日のドル・円は、東京市場では143円45銭から144円52銭まで反発。欧米市場では144円26銭から146円18銭まで上昇し、145円91銭で取引終了。本日9日のドル・円は主に145円台で推移か。米長期金利の上昇を意識してドルは下げ渋る可能性がある。
報道によると、トランプ米大統領とスターマー英首相は5月8日、貿易に関する合意を発表した。米国は英国からの輸入品に対する10%の基本税率を維持するが、英国は米製品に対する関税率を5.1%から1.8%に引き下げる。米国製品の市場アクセスを拡大する効果があるとみられる。また、英国製の自動車に対する27.5%の関税は10%に引き下げられる。報道によると米英両国はアルミニウムと鉄鋼の貿易圏創設や医薬品サプライチェーン確保も目指すもよう。なお、ラトニック米商務長官の試算によると、新たな関税措置の維持される部分によって米国は年間60億ドルの新たな歳入が得られるようだ。
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