米国株見通し:下げ渋りか、小売売上高の改善に期待
*13:53JST 米国株見通し:下げ渋りか、小売売上高の改善に期待
(13時30分現在)
S&P500先物 5,380.50(-47.75)
ナスダック100先物 18,683.75(-276.50)
米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は軟調、NYダウ先物は136ドル安。米金利は底堅く、本日の米株式市場は売り先行となりそうだ。
15日の主要3指数は反落。取引半ば以降は前日終値を下回って推移し、ダウは155ドル安の40368ドルと3日ぶりにマイナスへ沈んだ。金融セクターの好決算を受けゴールドマン・サックス証券をはじめ買いが入り、相場を押し上げる場面もあった。ただ、この日発表されたNY連銀製造業景気指数は低調な内容となり、景気減速懸念は継続。全般的に米中対立の長期化観測が広がり、ナイキなど中国依存度の高い銘柄に売りが出た。
本日は下げ渋りか。米中摩擦の激化に対する警戒感は根強く、積極的な上値追いは手控えられそうだ。直近の連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨では景気減速が意識されたものの、パウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長が追加利下げに否定的な姿勢を示せば、金利高止まりを嫌気した売りが強まる展開が想定される。一方で、小売売上高の改善が予想され、買い材料になりやすい。決算発表でトラベラーズ・カンパニーの業績拡大が示されれば、引き続き金融セクターが相場を支えるとみる。
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