今日の為替市場ポイント:米中対立継続でリスク選好的な為替取引拡大の可能性低い
*08:09JST 今日の為替市場ポイント:米中対立継続でリスク選好的な為替取引拡大の可能性低い
15日のドル・円は、東京市場では143円59銭から142円85銭まで下落。欧米市場では143円31銭から142円60銭まで下落したが、143円25銭で取引取引終了。本日16日のドル・円は主に143円を挟んだ水準で推移か。貿易問題などを巡って米中の対立は続いており、リスク選好的な為替取引が拡大する可能性は低いとみられる。
報道によると、林官房長官は4月15日、赤沢経済再生相が16日から18日の日程で訪米し、米国の関税措置を巡りベッセント財務長官とグリア通商代表部(USTR)代表と協議すると発表した。林官房長官は「今回の協議を通じて、米国に対して関税措置の見直しを求めていく」と話した。為替については引き続き加藤財務相とベッセント米財務長官が協議するようだ。市場関係者の間からは「為替問題は主要な議論ではないと思われるが、関税措置の見直しを米国側に要請すれば、米国側は円安是正について日本側の対応を求めてくる可能性はある」との声が聞かれている。
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