注目銘柄ダイジェスト(前場):新電元、大末建、バリューCなど
*11:50JST 注目銘柄ダイジェスト(前場):新電元、大末建、バリューCなど
大末建<1814>:1962円(+157円)
大幅続伸。前日に提出された大量保有報告書によると、fundnoteが6.21%の大株主に登場したことが明らかになっている。保有目的は、投資信託契約に基づく運用を目的として保有するものとしている。fundnoteでは1月27日より公募投資信託の運用を開始しているが、同ファンドは、井村俊哉氏・竹入敬蔵氏が代表を務める投資助言会社のKaihouの助言によって、国内株式に集中投資を行っている。
メルカリ<4385>:2453円(-122円)
大幅反落。ジェフリーズ証券では目標株価を2400円から2650円に引き上げているものの、投資判断は「バイ」から「ホールド」に格下げしている。株価は直近3ヶ月で約28%上昇しており、今期末までの米国事業の赤字解消は相応に織り込み済みと判断しているもよう。トップラインの成長は依然として非常に弱く、米国でブレークイーブンを達成した後の同社の展開力を見極めたいとしている。
アスクル<2678>:1650円(-37円)
大幅反落。前日に第3四半期の決算を発表、累計営業利益は98億円で前年同期比21.6%減となり、通期予想は従来の180億円から140億円、前期比17.4%減に下方修正している。価格および配送バー改定の影響、オフィス用品の需要低迷などで、ASKUL事業の売上が想定を下回っているようだ。発行済み株式数の5.28%に当たる500万株、80億円を上限とする自社株買いを発表しているが、一転減益への下方修正をマイナス視の動きが優勢。
新電元<6844>:2353円(-232円)
大幅反落。前日に業績予想の下方修正を発表している。25年3月期営業利益は従来予想の22億円から1億円、前期比92.2%減にまで引き下げ。、デバイス事業が減収の影響や棚卸評価損、固定資産除却の計上など上げ低調推移のもよう。構造改革に伴う特損計上もあって、最終損益は3億円の黒字予想から27億円の赤字に下方修正。年間配当金も従来計画の130円から65円にまで引き下げ、ネガティブなインパクトが先行へ。
JX金属<5016>:862
本日プライム市場に新規上場、初値は843円で公開価格820円を2.8%上回るスタートとなり、その後も買い優勢の展開になっている。公開規模は2018年上場のソフトバンク以来の大きさとされ、公開価格も上場承認時の想定発行価格を下回って決定していたものの、最近の大型IPOが良好な株価推移を示していたことや、半導体セグメントの成長期待などから、堅調な滑り出しとなる形に。
デジプラ<3691>:830円(+77円)
昨年来高値。子会社のデジタルフィンテック(札幌市)が運営する「デジタルギフト」の株主優待ギフトで、ビットコインなど暗号資産株主優待の提供を開始すると発表している。暗号資産市場全体の時価総額は約4兆ドル(約600兆円)まで拡大しており、今後も年平均成長率が約20%で推移するという予測がされているという。暗号資産の優待開始でデジタルギフトの需要が拡大するとの見方から、買い優勢となっているようだ。
グッドパッチ<7351>:676円 カ -
ストップ高買い気配。25年8月期の営業利益予想を従来の2.04億円から4.19億円(前期実績0.34億円)に上方修正している。マーケティング強化やプロジェクト受注体制の改善などの改革に注力したことが奏功し、デザインパートナー事業でのプロジェクトの獲得及び継続が進展、月額平均顧客単価や顧客社数が当初の想定を上回って推移しているため。結果としてデザイナー稼働率の向上につながり、収益性が改善したとしている。
バリューC<9238>:1608円(+300円)
大幅に3日ぶり反発。WEBマーケティング事業などを手掛けるDad(福岡市)のLISMA事業の事業譲渡契約を締結したと発表している。LISMAは、ブランド広告記事とLINE公式運用でマーケティング基盤をつくるリストマーケティングサービス。譲受額は0.40億円で、譲渡日から2年間で当該事業から発生した売上総利益が一定水準を超えた場合、成功報酬として最大0.60億円の支払いが発生する。事業開始日は4月1日の予定。
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