東京為替:ドル・円は反落、夕方にかけて安値を下抜け
*17:07JST 東京為替:ドル・円は反落、夕方にかけて安値を下抜け
5日の東京市場でドル・円は反落。米トランプ政権の関税引き上げ延期や日銀副総裁の見解で円売りに振れ、150円18銭まで上昇する場面があった。午後は米10年債利回りの小幅低下や日経平均株価の上げ幅縮小で149円37銭まで失速し、朝方の安値を下抜けた。
・ユーロ・円は158円74銭から159円64銭まで上昇。
・ユーロ・ドルは1.0602ドルから1.0676ドルまで値を上げた。
・日経平均株価:始値37,345.74円、高値37,606.34円、安値37,178.72円、終値37,418.24円(前日比87.06円高)
・17時時点:ドル円149円40-50銭、ユーロ・円159円50-60銭
【経済指標】
・豪・10-12月期国内総生産:前年比+1.3%(予想:+1.3%、7-9月期:+0.8%)
・中国・2月財新サービス業PMI:51.4(予想:50.7、1月:51.0)
・スイス・2月消費者物価指数:前年比+0.3%(予想:+0.2%、1月:+0.4%)
【要人発言】
・トランプ米大統領
「インフレ抑制のためには、エネルギーコストを急速に削減することが必要」
・内田日銀副総裁
「金融政策、特に為替について誘導を意図したものではない」
「利上げペース、先行きの経済・物価・金融情勢次第」
「賃上げ率、高ければ高いほど基調的物価上昇率を引き上げる」
「経済・物価見通し実現なら、引き続き政策金利を引き上げ金融緩和度合い調整」
「緩和の範囲内で、その程度を少しずつ調整していくことが経済と物価の安定に」
「想定される程度のペースの利上げなら、経済の反応確認しながら進めていける」
「基調的な物価上昇率、まだ2%に至っていない」
「物価上昇へのコストプッシュの影響、いずれ減衰していく」
「 2%物価目標は実現できると予想」
「長期金利の急上昇、機動的に国債買い入れの増額・指値オペ・共担オペなど実施」
「大規模緩和が財政規律を弛緩させる面があるのなら、政府が対応を」
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