英ポンド週間見通し:下げ渋りか、日英金利差大幅縮小の可能性低い
*14:04JST 英ポンド週間見通し:下げ渋りか、日英金利差大幅縮小の可能性低い
■上昇、英国金利の先安観後退でポンド買い強まる
今週のポンド・円は上昇。日本銀行による追加利上げは来年3月以降になるとの見方が広がり、主要通貨に対する円売りが活発となった。また、英中央銀行は12月19日の会合で政策金利の据え置きを決定し、ベイリー総裁は、「来年どの程度利下げを行うかを確約することはできない」との見方を示したことを受けて日英金利差の段階的な縮小を想定したポンド売り・円買いは縮小。ポンドは対円で底堅い動きを見せた。取引レンジ:193円56銭-198円90銭。
■下げ渋りか、日英金利差大幅縮小の可能性低い
来週のポンド・円は下げ渋りか。日本銀行による追加利上げは来年3月以降になると予想されている。一方、英中央銀行は2025年に複数回の利下げを行う可能性があるが、日英金利差が大幅に縮小するとの見方は増えていない。新たなポンド売り・円買い材料が提供されない場合、ポンド・円は下げ渋る可能性がある。
○発表予定の英主要経済指標・注目イベント
・特になし
予想レンジ:194円50銭-198円50銭
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