日経VI:低下、株価下げ渋るも警戒感の緩和は限定的
*16:05JST 日経VI:低下、株価下げ渋るも警戒感の緩和は限定的
日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は9日、前日比-0.35(低下率1.20%)の28.72した。なお、高値は41.43、安値は28.72。先週末の米株式市場で主要指数が大幅に下げた流れを受け、今日の東京市場は売りが先行し、日経225先物は大幅に下げて始まった。取引開始後の売り一巡後は、日経225先物は下げ渋ったが、市場では11日発表の8月の米消費者物価指数(CPI)、12日発表の8月の生産者物価指数(PPI)や、来週に予定されている米連邦公開市場委員会(FOMC)や日銀金融政策決定会合への警戒感もあり、日経VIは取引終了直前まで大幅に上昇した水準で推移。取引終了時に低下に転じた。
【日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値です。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向があります。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っています。
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