日経平均VIは小幅に低下、株価の下値堅く警戒感は広がらず
*14:09JST 日経平均VIは小幅に低下、株価の下値堅く警戒感は広がらず
日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は14時5分現在、前日比-0.09(低下率0.41%)の21.93と小幅に低下している。なお、今日ここまでの高値は23.08、安値は21.42。
昨日の米株式市場で主要指数が高安まちまちとなり、やや手掛かり材料に乏しい中、今日の日経225先物は上値は限定的だが下値の堅い展開となっている。市場では、米国で今晩発表される6月の米個人消費支出(PCE)物価指数や、来週に開催される日銀金融政策決定会合やFOMC(連邦公開市場委員会)などへの警戒感があるが、今日は株価が底堅く推移していることもあり、ボラティリティーの高まりを警戒するムードは広がらず、日経VIは概ね昨日の水準近辺で推移している。
【日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向がある。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っている。
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