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経済/その他 2025/03/13 17:20 一覧へ

NY金は3月に入り堅調 サンワード証券の陳氏

*17:20JST NY金は3月に入り堅調 サンワード証券の陳氏 皆さん、こんにちは。今回は、金についてのレポートを紹介します。

陳さんはまず、『NY金は3月に入り堅調』と伝えています。

続けて、『先週のNY金は、3月に入り改めて米政権による関税政策の行方に不透明感が広がる中、安全資産として買われ、2900ドル台に上昇した。週間では2.30%高』と伝えています。

次に、『トランプ米政権は4日、事前の通告通り、カナダとメキシコからの輸入品に25%の関税、中国には追加関税分に10%を上乗せする措置を発動した。標的となった3カ国はいずれも米国に報復する方針を表明した。5日には、カナダ、メキシコの自動車メーカーへの25%の関税適用を1カ月免除すると発表。ただし、各国の関税を巡る方針は流動的で、市場は依然リスク回避姿勢を図った』と述べています。

また、『週明け10日は、週内に米インフレ指標の発表を控えて利益確定売りに続落した。前週末比14.70ドル(0.50%)安の1オンス=2899.40ドル』と伝えています。

そして、『トランプ米大統領は9日放映されたFOXニュースのインタビューで、高関税政策などの影響で米経済がリセッション(景気後退)に陥る可能性を問われ、「過渡期がある」と回答。リセッション入りの可能性を排除しなかったと受け止められ、景気減速懸念が強まった』とし、『これを受けてリスク資産である米株や暗号資産が売られ、金も換金売りを受けて節目の2900ドルを割り込んだ』と述べています。

こうしたことから、陳さんは、『トランプ政権の関税政策やロシア・ウクライナ戦争の政策は予見不可能なため、今後も安値ではリスク回避の買いが入りそうだ。今月はFOMCがある。FRBの金融政策を見極めるため、次第に様子見が強まるだろう』と考察しています。NY金(4月)予想レンジは、『2850~2950ドル』と想定しています。

一方、『OSE金は、日銀の利上げ見通しから為替が円高で推移していることから売りが優勢となった。ファンドの円売りが過去最大規模にあるため、日銀会合前には円の買い戻しも予想される。円安を受けて底堅く推移しそうだ』と述べています。予想レンジは、『1万3500~1万4500円』と想定しています。


参考にしてみてくださいね。

上記の詳細コメントは、ブログ「テクニカルマイスター」の3月12日付「NY金は3月に入り堅調」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。


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