日経平均は552円安でスタート、イビデンや古河電工などが下落
[日経平均株価・TOPIX(表)]
日経平均;67704.16;-552.80TOPIX;4041.75;-20.51
[寄り付き概況]
8日の日経平均は552.80円安の67704.16円と3日続落して取引を開始した。前日7日の米国株式市場は反落。ダウ平均は130.76ドル安の52925.15ドル、ナスダックは302.47ポイント安の25818.69で取引を終了した。貿易赤字が拡大したためダウは成長懸念に過去最高値付近から売りに転じた。また、韓国の半導体サムスン電子が過去最高益を記録も市場の期待には満たず世界的な同セクターの売り圧力となりナスダックは終日軟調推移。イランがホルムズ海峡で商船にミサイル発射したなどの報道でイラン情勢への懸念も高まり、戻りなく終了した。
今日の東京株式市場は売りが先行した。昨日の米株式市場で主要指数が下落したことが東京市場の株価の重しとなった。中でも、ハイテク株比率が高いナスダック総合指数が1.15%下落、主要な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が4.65%下落と、ダウ平均(0.25%下落)と比べ下落率が大きく、東京市場で人工知能(AI)関連株や半導体関連株の株価の重しとなった。また、国内長期金利や米長期金利が上昇していることが株価を抑える要因となった。
さらに、ホルムズ海峡付近を通航中の商船がミサイル攻撃を受けたと伝わり、原油先物価格が上昇していることも投資家心理を慎重にさせた。一方、昨日の日経平均が1500円近く下落したことから、押し目待ちや自律反発狙いの買いが入りやすかった。また、昨日は、日経平均が大幅安となる一方、東証プライム銘柄のうち47%の銘柄が上昇するなど、従来の一部の人工知能(AI)関連銘柄や主力半導体関連銘柄から物色対象が広がりを見せていることを好感する向きもあったが、寄付き段階では売りが優勢だった。なお、取引開始前に発表された5月の国際収支状況(速報)によると、経常収支は3兆9683億円の黒字。前年同月に比べ6478億円黒字幅が拡大した。QUICKがまとめた民間予測の中央値は4兆1099億円の黒字だった。
セクター別では、空運業、非鉄金属、ガラス土石製品、電気機器、建設業などが値下がり率上位、海運業、鉱業、銀行業、水産・農林業、医薬品などが値上がり率上位に並んでいる。東証プライムの売買代金上位では、イビデン<4062>、古河電工<
5801>、ルネサス<6723>、住友電工<5802>、ファナック<6954>、スクリーンHD<7735>、KOKUSAI<6525>、フジクラ<5803>、レゾナック<4004>、三井金属<5706>、レーザーテック<6920>、ディスコ<6146>、キーエンス<6861>、三菱電<6503>、HOYA<7741>、東エレク<8035>などが下落。他方、三井物<8031>、NEC<6701>、KDDI<9433>、三井住友<8316>、NTT<9432>、キオクシアHD<285A>、三菱商<8058>、東京海上<8766>、任天堂<7974>、ファーストリテ<9983>などが上昇している。
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