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市況・概要 2025/07/01 09:42 一覧へ

日経平均は146円安でスタート、東京海上やファーストリテなどが下落

[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;40340.64;-146.75TOPIX;2848.88;-3.96

[寄り付き概況]

 1日の日経平均は146.75円安の40340.64円と6日ぶり反落して取引を開始した。前日6月30日の米国株式市場は続伸。ダウ平均は275.50ドル高の44094.77ドル、ナスダックは96.27ポイント高の20369.73で取引を終了した。通商交渉に楽観的な見通しが強まったほか、トランプ政権の税制案の進展を好感し、寄り付き後、上昇。ナスダックは過去最高値水準での利益確定売りに一時伸び悩む局面もあったが早期利下げ期待を受けた買いも強まり、相場は終日底堅く推移した。終盤にかけて、上げ幅を拡大しS&P500種指数、ナスダックは連日で過去最高値を更新し、終了した。

 今日の東京株式市場は売りが先行した。日経平均は昨日までの5日続伸で2100円あまり上昇したことから、目先高値警戒感が意識された。また、昨日の米株式市場で主要指数が上昇したが、主要な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が小幅な上げにとどまったことが東京市場で半導体関連株の買い手控え要因となった。さらに、日米の関税交渉が難航していることも投資家心理に影を落とした。一方、昨日の米株式市場で主要指数が上昇したことが東京市場の株価の支えとなった。また、海外市場で米長期金利が低下したことが安心感となった。さらに、日経平均が節目と見られていた4万円を先週末に上抜けた後、昨日も上伸したことから、相場の腰は強いとの見方もあったが、寄付き段階では買いが優勢だった。なお、取引開始前に発表された日銀短観(6月調査)で、大企業製造業の業況判断DIはプラス13と前回3月調査のプラス12から改善した。QUICKがまとめた民間予測の中央値はプラス10だった。9月までの先行きはプラス12(今回差マイナス1)
となった。

 セクター別では、その他製品、保険業、パルプ・紙、鉄鋼、銀行業などが値下がり率上位、電気・ガス業、食料品、空運業、その他金融業、機械などが値上がり率上位に並んでいる。東証プライムの売買代金上位では、ソシオネクスト<6526>、レーザーテック<6920>、HOYA<7741>、ファーストリテ<9983>、サンリオ<8136>、東京海上<8766>、ディスコ<6146>、フジクラ<5803>、ソニーG<6758>、リクルートHD<6098>、任天堂<7974>、コマツ<6301>、東エレク<8035>などが下落。他方、東電力HD<9501>、イオン<8267>、フジHD<4676>、三菱電<6503>、古河電工<5801>、良品計画<7453>、TOTO<5332>、ダイキン<6367>、ファナック<6954>、三菱重<7011>、IHI<7013>、川崎重<7012>、ソフトバンク<9434>などが上昇している。

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