日経平均は80円安でスタート、川崎船やリクルートHDなどが下落
[日経平均株価・TOPIX(表)]
日経平均;33458.64;-80.98TOPIX;2362.14;+0.12
[寄り付き概況]
29日の日経平均は80.98円安の33458.64円と続落して取引を開始した。前日28日の米国株式市場はまちまち。ダウ平均は53.58ドル高の37710.10ドル、ナスダックは4.04ポイント安の15095.14で取引を終了した。来年の早期利下げを期待した買いが続き、寄り付き後、上昇。ソフトランディング期待を受けた買いも目立ち終日、堅調に推移した。しかし、過去最高水準での利食い売りが相場の上値を抑制。また、長期金利が上昇したためハイテクは終盤にかけて下落に転じ、まちまちで終了した。
今日の東京株式市場は売りが先行した。昨日の米株式市場でハイテク株比率の高いナスダック総合指数や主要な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が下落したことが、東京市場でハイテク株や半導体関連株の株価の重しとなった。また、年末年始休暇の市場関係者も多く、積極的な買いは限定的だった。一方、昨日の米株式市場でダウ平均が小幅ながら上昇したことが東京市場の株価の支えとなった。また、外為市場で夜間に一時1ドル=140円20銭台まで進んだ円高・ドル安がその後、円高一服となっていることも市場の安心感となり、寄り後、日経平均は上げに転じた。
セクター別では、鉱業、サービス業、化学、海運業、非鉄金属などが値下がり率上位、輸送用機器、パルプ・紙、保険業、その他金融業、証券商品先物などが値上がり率上位に並んでいる。東証プライムの売買代金上位では、川崎船<9107>、リクルートHD<6098>、ディスコ<6146>、ファナック<6954>、TOWA<6315>、ソシオネクスト<6526>、キーエンス<6861>、商船三井<9104>、信越化<4063>、郵船<9101>、レーザーテック<6920>、東エレク<8035>、INPEX<1605>などが下落。他方、任天堂<7974>、ダイキン<6367>、トヨタ<7203>、三菱商<8058>、デンソー<6902>、ソニーG<6758>、ホンダ<7267>、MS&AD<8725>、日産自<7201>、HOYA<7741>、東電力HD<9501>、JT
<2914>、三井住友<8316>、KDDI<9433>などが上昇している。
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