日経平均は141円高でスタート、コスモス薬品や三井E&Sなどが上昇
[日経平均株価・TOPIX(表)]
日経平均;41416.18;+141.10TOPIX;2919.07;+14.57
[寄り付き概況]
17日の日経平均は141.10円高の41416.18円と続伸して取引を開始した。前日17日の米国株式市場は続伸。ダウ平均は742.76ドル高の40954.48ドル、ナスダックは36.77ポイント高の18509.34で取引を終了した。予想を上回った小売売上高を好感した買いに寄り付き後、上昇。ダウ平均は成長や消費への期待に加え、ユナイテッドヘルスの上昇がけん引し大幅続伸、終日堅調に推移し、連日で過去最高値を更新した。ナスダックはローテーション絡みの売りに押され、一時下落に転じたが終盤にかけプラス圏を回復した。
今日の東京株式市場は買いが先行した。昨日の米株式市場でダウ平均が大幅高となり、他の主要指数も上昇したことが東京市場の株価の支えとなった。また、海外市場で米長期金利が弱含みの展開となっていることも東京市場で安心感となった。
さらに、今月下旬から発表が始まる国内3月期決算企業の第1四半期決算への期待感が引き続き東京市場の株価支援要因となった。一方、日経平均は依然、短期的な高値警戒感が意識され、利益確定売りが出やすかった。また、中国経済の先行きや米大統領選挙の動向など警戒材料も多く、積極的な買いを手控える向きもあったが、寄付き段階では買いが優勢だった。
セクター別では、繊維製品、精密機器、証券商品先物、建設業、その他金融業などが値上がり率上位、水産・農林業、電気・ガス業が値下がりしている。東証プライムの売買代金上位では、コスモス薬品<3349>、三井E&S<7003>、川崎重<7012>、アシックス<7936>、コマツ<6301>、野村<8604>、三菱電<6503>、川崎船<9107>、メルカリ<4385>、HOYA<7741>、アステラス薬<4503>、みずほ<8411>、ホンダ<7267>、三菱重<7011>などが上昇。他方、SHIFT<3697>、レーザーテック<6920>、ローツェ<6323>、東エレク<8035>、ソシオネクスト<6526>、ディスコ<6146>、日本郵政<6178>、TDK<6762>、任天堂<7974>、リクルートHD<6098>などが下落している。
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