日経平均は2円高でスタート、信越化や三菱UFJなどが上昇
[日経平均株価・TOPIX(表)]
日経平均;32941.41;+2.23TOPIX;2375.35;+1.62
[寄り付き概況]
5日の日経平均は2.23円高の32941.41円と7日続伸して取引を開始した。前日4日の米国株式市場はレーバーデーの祝日のため休場。欧州市場は、英FTSETM100が-0.16%、独DAXが-0.10%、仏CAC40が-0.24%となった。
今日の東京株式市場は寄付き段階では売り買いが交錯した。外為市場で1ドル=146円50銭台と、昨日15時頃と比べ40銭ほど円安・ドル高水準となったことが、東京市場で輸出株などの株価を支える要因となった。また、中国の主要都市で住宅ローンの規制緩和が相次ぎ打ち出されたことなどから、昨日の香港ハンセン指数や上海総合指数が大幅に上昇したことも東京市場で安心感となった。一方、昨日の欧州市場で主要指数が小幅ながら下落したことが東京市場の株価の重しとなった。また、日経平均は昨日までの6日続伸で1300円を超す上げとなっていることから、短期的な戻り待ちの売りが出やすく、寄付き段階では売り買いが拮抗し、日経平均は小幅高で始まった。なお、取引開始前に発表された7月の家計調査は2人以上世帯の実質消費支出が前年同月比5.0%減少した。QUICKがまとめた市場予想の中央値は同2.5%減だった。日本時間10時45分に8月の財新中国非製造業購買担当者景気指数(PMI)が発表される。
セクター別では、銀行業、海運業、パルプ・紙、精密機器、不動産業などが値上がり率上位、鉄鋼、電気・ガス業、金属製品、医薬品、非鉄金属などが値下がり率上位に並んでいる。東証プライムの売買代金上位では、信越化<4063>、メルカリ<4385>、三菱UFJ<8306>、オリンパス<7733>、りそなHD<8308>、三井住友<8316>、みずほ<8411>、三菱地所<8802>、任天堂<7974>、HOYA<7741>、三菱重<7011>、SMC<6273>、ソフトバンク<9434>、JR東海<9022>、ファナック<6954>、INPEX<1605>などが上昇。他方、JFE<5411>、神戸鋼<5406>、ディスコ<6146>、日本製鉄<5401>、ルネサス
<6723>、NSD<9759>、日産自<7201>、ファーストリテ<9983>、アドバンテスト<6857>
などが下落している。
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