日経平均は47円安、寄り後は下げに転じる
*09:13JST 日経平均は47円安、寄り後は下げに転じる
日経平均は47円安(9時10分現在)。今日の東京株式市場は、やや買いが先行した。
東京市場が4連休となる中、米株式市場でダウ平均が3営業日通算で0.19%上昇、ナスダック総合指数が通算で0.12%下落と、4連休前と比べると小幅な変化にとどまったことが東京市場で安心感となった。また、ベッセント米財務長官と米通商代表部
(USTR)のグリア代表が中国と貿易協議を行うと伝えられており、期待材料となった。さらに、国内3月決算企業の決算発表が本格化していることを受け、好決算・好業績銘柄への物色意欲が継続し、株価支援要因となった。一方、外為市場で1ドル=142円90銭台と、4連休前の2日15時30分頃と比べ2円ほど円高・ドル安に振れたことが投資家心理を慎重にさせた。また、日経平均は4連休前までの7日続伸で2600円を超す上昇となったことから、短期的な利益確定売りや戻り待ちの売りが出やすかった。さらに、日本時間の明日未明に、米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果公表とパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の記者会見が予定されており、これを見極めたいとして積極的な買いを見送る向きもあり、寄り後、日経平均は下げに転じた。
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