米国株安を受けて売りが先行へ
*08:25JST 米国株安を受けて売りが先行へ
[本日の想定レンジ]
5日のNYダウは61.90ドル安の44111.74ドル、ナスダック総合指数は137.03pt安の20916.55pt、シカゴ日経225先物は大阪日中比120円安の40530円だった。本日は米国株の反落を映して売りが先行して始まることが想定される。前日は買い先行スタートも上値が重く伸び悩む展開で、5日移動平均線(40672円)には届かず、上値の重さが意識された。本日は米関税政策への警戒感から下落した前日の米国市場の流れが波及するだろう。トランプ米大統領は5日の米メディアのインタビューで輸入する半導体に対し、「早ければ来週中にも分野別の関税措置を発表する」と述べた。医薬品への関税については、「最大250%になる可能性がある」との見方を示した。関税政策による米経済への悪影響が懸念され、投資家心理を悪化させることになり、半導体関連株にはネガティブな反応が想定される。一方、グロース指数は年初来高値を更新し、スダンダード指数は市場最高値を更新するなど主力のプライム市場以外は堅調なだけに、個人投資家の物色意欲は旺盛とみられ、個別物色は活発な状況が続くことになるだろう。上値のめどは、5日線や節目の41000円。下値めどは25日線
(40217円)、節目の4万円などが挙げられる。
[予想レンジ]
上限40700円-下限40300円
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