後場の日経平均は310円高スタート、さくらや東電力HDなどが上昇
[日経平均株価・TOPIX(表)]
日経平均;45613.45;+310.02TOPIX;3178.43;+19.56
[後場寄り付き概況]
後場の日経平均は前日比310.02円高の45613.45円と、前引け(45652.08円)からやや上げ幅を縮小してスタート。ランチタイム中の日経225先物は45380円-45480円のレンジで弱含みもみ合い。ドル・円は1ドル=147.70-80円と午前9時頃から20銭ほど円高・ドル安水準。アジア市況は朝方は上昇する場面があったがその後下げに転じ0.3%ほど下落している一方、香港ハンセン指数は前日終値を挟んで方向感の定まらない動きとなっている。後場の東京市場は前引けに比べやや売りが先行して始まった。今日は取引終了後に植田日銀総裁の記者会見が予定されていることから、これを確認したいとして積極的な買いを見送る向きがある。また、後場寄り前からやや円高・ドル安方向に振れており、投資家心理を慎重にさせているようだ。一方、ダウ平均先物が時間外取引で底堅く推移していることが東京市場で安心感となっているもよう。なお、後場寄り段階で日銀金融政策決定会合の結果は発表されていない。
セクターでは、卸売業、電気・ガス業、その他金融業が上昇率上位となっている一方、サービス業、水産・農林業、精密機器が下落率上位となっている。東証プライム市場の売買代金上位では、さくら<3778>、レーザーテック<6920>、イビデン<4062>、東電力HD<9501>、川崎重<7012>、TOWA<6315>、スクリーンHD<7735>、IHI<7013>、三菱商<8058>、三井E&S<7003>が高い。一方、TDK<6762>、レゾナックHD<4004>、SUMCO<3436>、SMC<6273>、ゆうちょ銀行<7182>、キオクシアHD<285A>、リクルートHD<6098>、ソニーG<6758>、ソシオネクスト<6526>、HOYA<7741>が下落している。
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