東洋ドライルーブ Research Memo(4):決算説明(3)
*12:04JST 東洋ドライルーブ Research Memo(4):決算説明(3)
東洋ドライルーブ<4976>
連結の損益計算書です。売上高は前期比9.0パーセント増加で、営業利益は前期比で2桁の増加率です。
営業利益に関しては3億7,500万円から4,600万円増加し、4億2,100万円でした。営業外収益は、持分法による投資利益が6,100万円増加したことで、前期比136.2パーセント増の1億1,100万円となりました。
経常利益の特別利益においては、国からの助成金が5,100万円減少、特別損失においては、固定資産圧縮損が、4,700万円の減少となりました。
最終的に、税金等調整前当期純利益が5億1,900万円、親会社株主に帰属する当期純利益が3億5,800万円となりました。
連結の貸借対照表です。資産合計が前期末比4億4,400万円増加し、3.7パーセント増、124億5,600万円でした。持分法会社の利益増加により関係会社出資金が1億7,300万円、子会社の土地が1億6,000万円増加しました。
一方、負債合計は前期末比700万円増の24億1,400万円でした。銀行借入金の借り換えにより流動負債が6,200万円減少し、固定負債が6,900万円増加しました。
純資産の合計は、前期末比4億3,800万円増の100億4,200万円となりました。
連結キャッシュフロー計算書です。営業活動によるキャッシュフローは2億4,300万円減少しました。未払消費税等の減少1億7,200万円が主な原因となっています。投資活動によるキャッシュフローはマイナス4億700万円となりました。有形固定資産の取得による支出3億7,900万円が主な原因となっています。
取得した有形固定資産の内訳は、大分の第二工場、愛知の生産設備、子会社の長野ドライルーブの資産です。財務活動によるキャッシュフローはマイナス200万円となりました。現金および現金同等物の期末残高は43億400万円で、2025年6月期第2四半期はフリーキャッシュフローが1億1,500万円となっています。
今後の事業展開、新製品の開発とアジア・グローバル展開について説明します。
今後の事業展開です。新製品の開発とアジア・グローバル展開についてご説明します。事業活動のイノベーションとして、今後の展開についてご説明します。製品開発に関しては、研究開発センターにおいて、新製品の開発が実施されています。
薬品を配合する技術と、分散しにくいものを分散させる技術の2つが当社のコアな技術となっています。新規原材料を調達し、新製品を開発していますが、お客さまからテーマをいただいて開発しているものが7割から8割を占めています。その他、自社製品として独自に開発しているものもあります。
加工生産におけるコーティング加工の受託ですが、この分野においては品質の高いもの、生産量の多いものを安定してお客さまにお届けすることが大きなテーマとなっています。
加工生産に関しては今現在、ロボット化あるいは画像検査AIを工場の中に取り入れながら、生産性と品質の向上に力を入れている最中です。1人当たりの売上高をしっかり上げていこうと取り組んでいます。
営業活動に関しては、既存市場である自動車関連における拡販、光学関係業界における拡販に加え、新規事業への拡販活動を行っています。また、そのような市場開拓の動きを海外にも展開することで、営業活動を拡大しているところです。
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