今日の為替市場ポイント:米9月利下げへの思惑でドルは上げ渋る可能性
*08:21JST 今日の為替市場ポイント:米9月利下げへの思惑でドルは上げ渋る可能性
6日のドル・円は、東京市場では147円75銭から147円31銭まで下落。欧米市場では147円89銭まで買われた後、一時146円98銭まで反落し、147円40銭で取引終了。本日7日のドル・円は主に147円台で推移か。米9月利下げへの思惑でドルは上げ渋る可能性がある。
報道によると、サンフランシスコ地区連銀のデイリー総裁は8月6日に行われたアンカレッジ経済サミット向けの講演で「関税措置がなければインフレは段階的な低下傾向にあり、景気減速とFRBの現在の制約的な金融政策を背景に、今後も低下傾向が続くと予想される」との見方を伝えた。デイリー総裁は関税による物価上昇は一時的な現象と考えており、近い将来における利下げ実施の可能性について言及した。一方、一部の市場参加者からは「高率関税による物価高は個人消費を圧迫し、雇用情勢にも悪影響を与える可能性がある」との声が聞かれている。雇用情勢を重視した金融政策の策定が想定される。
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