注目銘柄ダイジェスト(前場):東海リース、三井ハイテク、ワールドなど
*11:57JST 注目銘柄ダイジェスト(前場):東海リース、三井ハイテク、ワールドなど
楽天銀行<5838>:6000円(+369円)
大幅続伸。モルガン・スタンレーMUFG証券では投資判断を「イコールウェイト」から「オーバーウェイト」に格上げ、目標株価も4020円から6820円に引き上げている。銀行株は利上げ効果に加えて、収益力向上に向けた施策の効果も相まって、来期・再来期も増益トレンドが継続すると予想している。とりわけ同社に関しては、金利感応度の高さと預金獲得力が魅力になるとしている。
ワールド<3612>:2642円(+233円)
大幅続伸。みずほ証券では投資判断「買い」を継続し、目標株価を3000円から3800円にまで引き上げている。三菱商事ファッションの全株式を取得しているが、これにより、同社のプラットフォーム事業のファッション業界でのプレゼンスは大きく高まると考えているもよう。27年2月期の業績予想を上方修正、新たな成長フェーズに入っていくと想定している。成長ポテンシャルから現在の株価水準には割安感があると判断。
三井ハイテク<6966>:740円(-95円)
大幅続落。前日に25年1月期の決算を発表、営業利益は160億円で前期比11.6%減となり、従来計画の130億円は上振れる着地に。一方、26年1月期は130億円で同18.8%減の計画としており、連続2ケタ減益見通しをマイナス視する動きが先行。電機部品を中心とした先行投資費用の増加を想定しているもよう。また、新中計を発表、28年1月期営業利益は235億円目標としており、前回中計目標値の25年1月期330億円を下回る水準に。
レボリュー<8894>:145円 ウ -
ストップ安売り気配。株主優待制度の廃止を前日に発表している。同社では24年10月に株主優待制度の新設を発表、24年10月31日基準、及び25年4月30日基準の株主名簿に連続して 2000株以上保有している株主を対象として、QUOカードPayを半期毎に6万円分、通期換算では12万円分を贈呈するとしていた。結局、1度も実施することなしに廃止となる形へ。予期せぬ優待対象株主の増加が廃止の背景となるようだ。
東海リース<9761>:2180円(+337円)
急伸。前日に業績予想の上方修正を発表している。25年3月期営業利益は従来予想の6.2億円から13.3億円、前期比33.6%増に引き上げ。、販売価格の改定などによる受注単価の上昇が主因となるようだ。第3四半期累計数値が5.2億円で前年同期比13.9%増であったことから、修正幅の大きさがインパクトにつながっている。また、年間配当金も従来計画の100円から120円にまで引き上げている。
BUYSELL<7685>:2544円(+182円)
大幅に反発。海外機関投資家に特化した独立調査業務を行う英Storm Research社のスポンサードレポートが発行されたと発表している。同レポートは「訪問型リユースのリーディング・カンパニーとして、日本の大規模かつ成長中の隠れた資産市場を活用するための強力なポジションにある」とした上で、27年12月期までの中期経営計画を評価。中核事業の拡大やM&Aの成功、長期成長の可能性を持つと指摘している。
GNI<2160>:2508円(+168円)
大幅に続伸。24年2月に決議した自社株価予約取引に係る契約が期間満了により終了し、その清算が完了したと発表している。清算による損失(約4.83億円)は、25年第1四半期にその他の費用として計上する。清算完了で悪材料出尽くし感が出ていることに加え、2月20日に昨年来高値を記録した後、肝線維症等を適応症とするパイプライン「F351」に関する投資家の思惑を背景に株価が急落していたことから、買い戻し機運も生まれているようだ。
TrueData<4416>:729円(+28円)
大幅に3日ぶり反発。博報堂DYホールディングス<2433>傘下のHakuhodo DY ONE(東京都港区)とTrue Dataの購買データを用い、ゼロ次分析から広告配信、事後の購買分析までを実施できるブランドマーケティング支援サービス「WISE Ads BrandBooster」の提供を開始すると発表している。ドラッグストアやスーパーマーケットで食品・日用品などの消費財を展開する企業のほか、非消費財企業のブランド広告にも効果的という。
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