日経平均は462円安でスタート、ソシオネクストや第一三共などが下落
[日経平均株価・TOPIX(表)]
日経平均;31579.54;-462.71TOPIX;2265.36;-29.98
[寄り付き概況]
19日の日経平均は462.71円安の31579.54円と3日ぶり反落して取引を開始した。前日18日の米国株式市場は下落。ダウ平均は332.57ドル安の33,665.08ドル、ナスダックは219.44ポイント安の13,314.30で取引を終了した。
中東情勢の緊迫化を警戒した売りに寄り付き後、下落。さらに、原油高が警戒されたほか、連邦準備制度理事会(FRB)が公表した地区連銀経済報告(ベージュブック)
で国内経済の底堅さが再確認されたため長期金利が一段と上昇し、ハイテクを中心にさらに売られた。終日軟調に推移し、終盤にかけて、主要株式指数は下げ幅を拡大し、終了した。
今日の東京株式市場は売りが先行した。昨日の米株式市場で主要指数が下落したことが東京市場の株価の重しとなった。市場では、日米長期金利の上昇に加え、中東情勢の緊迫化や米国による対中半導体規制の強化、米財政運営の先行き不透明感など警戒材料が多く、積極的な買いを見送る向きもあった。
一方、外為市場で1ドル=149円70銭台と、昨日15時頃と比べ10銭ほど円安・ドル高方向に振れ、円安水準での推移が続いていることが、東京市場で輸出株などの株価を支える要因となった。また、今月下旬から発表が本格化する3月決算企業の上半期決算への期待感も株価下支え要因となったが、寄付き段階では売りが優勢だった。
なお、取引開始前に発表された9月の貿易収支は624億円の黒字だった。QUICKがまとめた民間予測の中央値は4250億円の赤字だった。同じく取引開始前に発表された対外及び対内証券売買契約などの状況(週間)によると、海外投資家は10月8-14日に国内株を3週連続で買い越した。買越額は1兆2599億円だった。
セクター別では、精密機器、機械、非鉄金属、電気機器、証券商品先物などが値下がり率上位、鉱業、石油石炭製品が値上がりしている。東証プライムの売買代金上位では、ソシオネクスト<6526>、第一三共<4568>、東エレク<8035>、アドバンテスト<6857>、レーザーテック<6920>、HOYA<7741>、ファナック<6954>、ディスコ<6146>、ルネサス<6723>、川崎船<9107>、村田製<6981>、三菱重<7011>、リクルートHD<6098>などが下落。
他方、TOWA<6315>、INPEX<1605>、霞ヶ関キャピタル<3498>、東電力HD<9501>などが上昇している。
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