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銘柄/投資戦略 2025/03/12 10:32 一覧へ

学情---1Q減収なるも、「Re就活」の売上高は順調に推移

*10:32JST 学情---1Q減収なるも、「Re就活」の売上高は順調に推移 学情 <2301>は10日、2025年10月期第1四半期(24年11月-25年1月)決算を発表した。売上高が前年同期比2.2%減の14.48億円、営業損失が4.02億円(前年同期は0.57億円の損失)、経常損失が2.80億円(同0.23億円の利益)、四半期純損失が1.82億円(同0.68億円の利益)となった。

当第1四半期における就職情報事業全体の売上高は前年同期比0.8%減の14.26億円となった。キャリア採用市場(経験者採用市場)では、幅広い業界で若手人材採用ニーズが高止まりしている。また、若い世代を中心に、雇用の流動化が進んでいる。基幹Webメディアである「Re就活」は、企業のリアル(雰囲気や社員の声)が伝わる動画や、生成AIで自己PRの作成をサポートする「スマートPRアシスタント」機能を投入するなどが奏功し、「Re就活」を介した応募数は当第1四半期中、月別で前年同時期比114.7%~125.3%と伸びている。企業求人件数も同118.9%~128.8%と増加している。その結果、「Re就活」の売上高は同7.6%増の4.19億円となった。また、基幹Webメディア「Re就活」の登録者数・応募者数の増加は、合同企業セミナー「転職博」や、エージェントサービス「Re就活エージェント」、30代向け転職サービス「Re就活30」に波及していくと見込んでいる。「Re就活エージェント」に関しては、賃上げ基調が影響し、求職者がより良い条件を求め、内定承諾の意思決定に時間がかかるといった状況が続いている。その結果、売上高は同7.6%減の1.10億円となった。新卒採用市場では、採用の難化・早期化に伴い、企業はインターンシップ、オープン・カンパニー広報活動に注力している。そのような中、同社では「あさがくナビインターンシップ&キャリア(2025年3月1日に、「Re就活キャンパス」にブランドリニューアル)」は、2025年1月末時点の2026年卒業予定会員登録数が、前年比125.8%で伸長するなど、インターンシップ、オープン・カンパニー広報への需要の高まりに対応している。しかし、掲載開始時期の変化による新たな季節性要因を生んだ結果、「あさがくナビ」の売上高は同23.5%減の1.51億円となった。「イベント(転職博・就職博など)」に関しては、新卒採用広報のニーズ早期化による季節性の変動と、2025年新卒内定者の不足や内定辞退者補完の動きが第二新卒採用も含めた動きとなり、4年生対象就職博が大幅減となった結果、売上高は同11.6%減の3.63億円となった。

2025年10月期通期の業績予想については、売上高が前期比14.6%増の123.00億円、営業利益が同12.9%増の30.00億円、経常利益が同4.8%増の32.00億円、当期純利益が同3.1%増の23.00億円とする期初計画を据え置いている。

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