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銘柄/投資戦略 2024/02/15 15:29 一覧へ

堀場製、THK、東洋炭素など

<6758> ソニーG 13710 -950大幅続落。前日に第3四半期決算を発表。10-12月期営業利益は4633億円で前年同期比9.9%増となり、4350億円程度のコンセンサスをやや上振れた。金融事業が市場想定以上に上振れる形に。一方、ゲーム事業は想定以上の減益で、ネガティブに捉える動きが優勢となったようだ。通期予想は従来の1兆1700億円から1兆1800億円に小幅に上方修正も、1兆2000億円超のコンセンサス水準には未達。

<7832> バンナムHD 2647 -471急落。前日に第3四半期決算を発表、10-12月期営業利益は128億円で前年同期比47.9%減となり、380億円程度の市場予想を大幅に下振れ。通期予想は従来の1250億円から820億円下方修正した。コンセンサスは従来会社計画をやや上回る水準だった。
オンラインゲームの新作タイトルに関わる評価損、タイトル編成の見直しに伴う処分損発生などが背景。下振れ幅の大きさにネガティブインパクト。

<4755> 楽天グループ 731.2 +99.9一時ストップ高。前日に23年12月期第4四半期決算を発表、10-12月期Non-GAAP営業損益は36億円の赤字に。市場予想では200億円超の赤字見通しが多かった。モバイルは想定通りの赤字だが、国内インターネットサービスやフィンテックの増益が想定以上。また、会社側では24年中のモバイル月次Non-GAAP EBITDAの黒字化、24年12月期通期での全社Non-GAAP営業利益黒字化目標。

<2212> 山崎パン 4076 +546急騰。前日に23年12月期の決算を発表。営業利益は420億円で前期比90.5%増となり、12月に上方修正した水準の395億円を上振れた。12月の売上高が想定以上となったようだ。24年12月期は480億円で同14.4%増、市場コンセンサスを小幅に上回る水準だが、値上げ効果が反映されていないなど保守的な見通しと捉えられた。1月の売上も好調なもようで、コンセンサス水準は切り上がる格好に。

<6856> 堀場製 15170 +2190一時ストップ高。前日に23年12月期決算を発表。10-12月期営業利益は188億円で前年同期比8.8%増と増益転換、市場予想を50億円程度上振れた。また、24年12月期見通しも520億円、前期比9.9%増としており、460億円程度のコンセンサスを大きく上回る見通し。また、中期経営計画も公表、株主還元方針は総還元性向30%目処から配当性向30%を目処とし、自己株式取得なども機動的に実施する予定。

<6481> THK 3115 +478.5急騰。前日に23年12月期の決算を発表、営業利益は237億円で前期比31.2%減となり、従来計画の210億円を上振れる着地に。コンセンサスも20億円程度上回ったとみられる。24年12月期は270億円で同13.9%増の見通しとし、こちらも市場コンセンサスを20億円程度上回っている。下期からの急回復を見込んでいるもよう。FA業界全般に厳しい環境下、想定以上に底堅い決算内容にポジティブな見方。

<6871> マイクロニクス 5280 +700ストップ高比例配分。前日に23年12月期決算を発表、営業利益は53.1億円で前期比42.4%減となり、第3四半期決算時に上方修正した水準での着地に。年間配当金は同決算時に18円から29円に引き上げていたが、さらに33円へと引き上げを発表。また、24年12月期上半期営業利益は45億円で前年同期比2.6倍の見通しとしており、期待以上の収益回復見通しをポジティブ視する動きが優勢に。

<5310> 東洋炭素 6270 +1000ストップ高。前日に23年12月期決算を発表、営業利益は92.8億円で前期比39.2%増となり、従来計画の85億円を大幅に上回る。24年12月期は109億円で同17.4%増を計画、市場コンセンサスを10億円以上上振れる。前期年間配当金は90円から110円に引き上げ、今期は120円を計画。また、中計最終年度の営業利益目標は、従来の27年12月期135億円から28年12月期220億円に修正している。

<7003> 三井E&S 956 +150ストップ高比例配分。前日に第3四半期の決算を発表、10-12月期営業利益は68.3億円で前年同期比14.5%増となり、通期予想は従来の120億円から170億円、前期比81.3%増に上方修正している。上半期決算発表時に続く上方修正となる形。また、建機用エンジン、コンテナクレーンの受注が好調で、受注高計画も3200億円から3300億円に引き上げ、来期以降の業績に対してもポジティブな見方へ。

<5989> エイチワン 711 -150ストップ安比例配分。前日に第3四半期の決算を発表、営業損益は149億円の赤字となり、通期予想は従来の30億円の黒字から140億円の赤字に下方修正している。中国における連結子会社3社に係る事業用資産の一部について、151.7億円を第3四半期決算で減損損失として計上している。年間配当金も24円から20円に引き下げ。想定外の損失計上がネガティブなインパクトにつながる格好へ。
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