システムエグゼ---26年3月期は計画上回る増収増益、製造やサービス他向け大型案件が牽引
*19:31JST システムエグゼ---26年3月期は計画上回る増収増益、製造やサービス他向け大型案件が牽引
システムエグゼ<548A>は5月14日、2026年3月期連結決算を発表した。売上高が前期比6.9%増の124.11億円、営業利益が同24.6%増の8.03億円、経常利益が同24.5%増の8.05億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同25.5%増の6.05億円となった。同社は連結売上高の9割を優良なエンドユーザーとの直接取引が占めており、この強固な顧客基盤を背景に既存顧客との取引深耕や新規開拓が着実に進展したことで、計画を上回る増収増益を達成した。
顧客業種別の動向では、規模の大きい大型案件が業績を牽引した。製造分野では主要顧客である出光興産を中心としたエネルギー関連企業における業務効率化や標準化、安定稼働、DX(デジタルトランスフォーメーション)関連の需要を的確に捉えて大幅な増収となった。不動産分野は前期の案件収束によりやや減少したものの 、主要顧客の案件が順調に進捗し堅調に推移した。サービス他分野では、サービス業や公共案件を複数受注したことでフロー売上が伸び、前期を大きく上回った。
技術領域別の取り組みでは、アプリ受託開発領域において研修を通じたハイクラス人材の育成に注力した。データ関連領域ではデータプラットフォームを用いたソリューション展開を強化し、企業の高度化するデータ分析・利活用需要を取り込んでいる。また、技術領域全般においてAIを活用した標準開発を推進し、生産性や収益性の向上に取り組んだほか、新たにリリースしたAIソリューション「AIワープ」は、PoC(概念実証)としての導入など顧客からの初期評価も上々である。ベトナム子会社によるオフショア開発「BotDev」についても活用比率が着実に向上しており、品質確保と高付加価値化を両立させながら、保守業務の一部移管によって国内リソースを提案や開発へシフトさせる好循環を生み出している。
2027年3月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比7.9%増の133.91億円、営業利益が同5.9%増の8.51億円、経常利益が同6.5%増の8.57億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同1.2%減の5.98億円を見込んでいる。大口案件を擁する主要顧客のさらなる大型化や、戦略顧客における既存の知見を活かした受注確度の向上といったアカウント戦略を徹底することで増収営業増益を確保する。なお、当期純利益の微減は、前期に適用された賃上げ促進税制による税額圧縮の反動を織り込んだものである。株主還元においては競合企業に見劣りしない水準を目指し 、配当性向40%の達成や株主資本配当率(DOE)の目標水準に向けて着実に進捗している。
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