フィスコニュース

市況・概要 2025/02/06 09:37 一覧へ

日経平均は146円高でスタート、野村や日産自などが上昇

[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;38977.58;+146.10TOPIX;2753.34;+7.93

[寄り付き概況]

 6日の日経平均は146.10円高の38977.58円と3日続伸して取引を開始した。前日5日の米国株式市場は続伸。ダウ平均は317.24ドル高の44873.28ドル、ナスダックは38.31ポイント高の19692.33で取引を終了した。グーグルを運営するアルファベット(GOOG)の冴えない決算を嫌気しハイテクが売られ、寄り付き後、まちまち。ナスダックはアルファベットの下落が重しとなったが、半導体エヌビディアの上昇が相殺し、終盤にかけてプラス圏を回復した。ダウは追加利下げ期待で金利安、ドル安が買い材料となり、終日堅調に推移し、終盤にかけて上げ幅を拡大した。

 今日の東京株式市場は買いが先行した。昨日の米株式市場で主要指数が上昇したことが東京市場の株価の支えとなった。中でも、主要な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が2.31%上昇と、ダウ平均(0.71%上昇)やナスダック総合指数(0.19%上昇)と比べ上昇率が大きく、東京市場で半導体関連株の株価の支えとなった。また、海外市場で米長期金利が低下したことも安心感となった。一方、外為市場で1ドル=152円50銭台と、昨日15時30分頃と比べ70銭ほど円高・ドル安に振れたことが、東京市場で輸出株などの株価の重しとなった。また、日本時間の8日未明に予定されている日米首脳会談の結果を見極めたいとして積極的な買いを見送る向きもあったが、寄付き段階では買いが優勢だった。なお、取引開始前に発表された対外及び対内証券売買契約などの状況(週間)によると、海外投資家は1月26-2月1日に国内株を2週ぶりに売り越した。売越額は3152億円だった。

 セクター別では、証券商品先物、空運業、陸運業、パルプ・紙、海運業などが値上がり率上位、輸送用機器、鉱業、食料品、情報・通信業、石油石炭製品などが値下がり率上位に並んでいる。東証プライムの売買代金上位では、ルネサス<6723>、野村<8604>、日産自<7201>、バンナムHD<7832>、フジHD<4676>、丸紅<8002>、中外薬<4519>、任天堂<7974>、キーエンス<6861>、東精密<7729>などが上昇。他方、ダイキン<6367>、イビデン<4062>、KDDI<9433>、ホンダ<7267>、第一三共<4568>、三井物<8031>、7&iHD<3382>、ソフトバンクG<9984>、IHI<7013>、HOYA<7741>などが下落している。

<CS>

フィスコニュース

マーケット ニュース一覧