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市況・概要 2025/03/11 11:54 一覧へ

注目銘柄ダイジェスト(前場):学情、MRO、MTGなど(訂正)

*11:54JST 注目銘柄ダイジェスト(前場):学情、MRO、MTGなど(訂正) アインHD<9627>:4918円(+298円)
大幅反発。前日に第3四半期の決算を発表、累計営業利益は126億円で前年同期比12.2%減となっているが、上半期の同32.9%減に対して、11-1月期は66.8億円で同20.3%増と大きく回復に転じている。コンセンサスも10億円強上振れたとみられる。ファーマシー、リテールともに利益率が想定以上に改善する形に。通期業績の過度な下振れ懸念などは後退する方向へ。


MRO<3064>:2,593.5円(+171.5円)
大幅反発。前日に発表した2月の月次動向が買い材料視されているもよう。2月売上高は24262百万円で前年同月比11.0%増となり、1月の同17.9%増からは鈍化している。ただ、営業日数が1日少なく、営業日調整後では同17.2%増となるようだ。会社計画も上回る推移となったもよう。新規顧客獲得数も86.5千アカウントとなり、こちらも計画を上回ったようだ。


GMO<9449>:3113円(+163円)
大幅反発。大和証券では投資判断「2」を継続し、目標株価を3010円から3950円にまで引き上げている。タイ証券事業からの撤退、GPUクラウド本格稼働に伴う今来期増益見通し、積極的な自社株買いなどを踏まえて、中小型株の中でのトップピック推奨としている。自社株買いを反映して、26年12月期EPS予想は199円から253円に引き上げのもよう。再編に伴うグループ価値顕在化の場合、追加の株主還元の可能性ともしているようだ。


学情<2301>:1767円(-243円)
大幅反落。前日に第1四半期の決算を発表、営業損益は4億円の赤字となり、前年同期0.6億円の赤字から、赤字幅は拡大する形になっている。据え置きの上半期計画6.5億円、前年同期比5.3%増に対しても、低調な進捗と受けとめられているようだ。就職活動・新卒採用の季節性の変化に伴い、売上の一部が年度後半にずれ込む傾向になっているとしている。また、サービス開発・広告宣伝などの投資は計画通りに上期に強化しているもよう。


サンオータス<7623>:721円 カ -
ストップ高買い気配。MBOの実施を発表している。現在筆頭株主であり、創業者一族の資産管理会社である太田興産が完全子会社化を目指してTOBを実施する。TOB価格は835円で、前日終値に対して34.5%のプレミアムとなっている。TOB期間は3月11日から4月22日まで。会社側では賛同の意見を表明するとともに応募を推奨としており、TOB価格完全サヤ寄せを目指す動きとなっている。


MTG<7806>:2365円(+400円)
ストップ高。10日の取引終了後に25年9月期の業績予想を上方修正することを発表し、好材料視されている。売上高を従来予想の800億円から880億円(10.0%増)に、経常利益を同じく50億円から70億円(40.0%増)に上方修正した。修正の理由としては、売上面については国内売上が引き続き好調に推移し、利益面についても増収及び新商品売上比率向上による粗利の増加やブランド力向上によるマーケティング効果が発揮されたこと等により、前回予想を上回る見込みとなったためとしている。


ACSL<6232>:890円(-20円)
反落。茨城県境町・つくばみらい市で閉鎖環境点検ドローン「Air Slider Fi4」を使用した下水道点検を実施した。下水道点検におけるドローンの活用は業務が効率化される上、作業員の侵入が困難な部分の点検が可能になり、作業員の安全性確保も期待できる。Air Slider Fi4はIP55の防塵・防水性を備え管路などの閉鎖環境を安定して飛行できるのが特徴で、専用アプリを搭載したスマートコントローラーで管内をリアルタイムに確認しながらひび割れ等の劣化による不具合を撮影できる。


BTM<5247>:2049円(+1円)
もみ合い。10日の取引終了後にIT業界向けスキルマネジメントサービス「SkillDB」を提供するテックビットと協業し、エンジニアリソースの調達支援サービスの提供を開始することを発表している。同サービスは「SkillDB」導入企業に向けて、「SkillDB」による「必要スキル定義・現状把握・人材戦略策定」と、BTMの「豊富なエンジニアリソース調達支援」を組み合わせることで、プロジェクトの品質向上や受注拡大を目指すSI企業の成長を支援するとしている。 <ST>

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