東証グロース市場250指数先物概況:プライムへの資金流入と利上げ警戒で大幅続落
*16:30JST 東証グロース市場250指数先物概況:プライムへの資金流入と利上げ警戒で大幅続落
10月29日の東証グロース市場250指数先物は前営業日比23pt安の693pt。なお、高値は719pt、安値は692pt、日中取引高は5128枚。前日28日の米国市場のダウ平均は続伸。連邦公開市場委員会(FOMC)開始で利下げ期待に寄り付き後、上昇。対中首脳会談での通商合意期待も根強く続伸した。さらに、好決算が好感材料となったほか、半導体のエヌビディア(NVDA)がけん引し、相場は一段高。終日買いが先行し、終盤にかけて上げ幅を拡大し、連日過去最高値を更新し終了した。本日の東証グロース市場250指数先物は、前営業日比3pt高の719ptからスタートした。米株の高値更新を受け、買い優勢で始まったものの、すぐに下落。物色の矛先がプライム市場の一部ハイテク銘柄に集中したことで、新興市場からは資金が流出し、相場は軟調に推移した。また、ベッセント米財務長官がSNSで「政府が日銀に政策運営の裁量を認める意思が、インフレ期待安定と為替相場変動抑制で鍵になる」とコメントしたことで、利上げ警戒感から売りが加速。大幅続落となる693ptで取引を終了した。
東証グロ-ス市場の主力株では、フリー<4478>やアストロスケールHD<186A>などが下落した。
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