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市況・概要 2025/09/16 16:00 一覧へ

日経平均は続伸、ハイテク関連などが牽引し連日最高値更新

*16:00JST 日経平均は続伸、ハイテク関連などが牽引し連日最高値更新 全日15日の米国株式市場は上昇した。背景として、米連邦準備理事会(FRB)が今週開催予定の米連邦公開市場委員会(FOMC)を控えて利下げ観測が根強いこと、また物価・雇用関連の経済指標が緩やかに推移している点が支持材料とされた。投資家はFRBが利下げを示唆する可能性に注目しており、直近のインフレ率や小売売上高などのデータが相場の方向を左右しようとの見方が意識されている。米株式市場の動向を横目に、16日の日経平均は続伸して取引を開始した。寄付き後は輸送用機器・電気機器などハイテク関連が比較的買われ、為替が円安方向に進むとの思惑も支えとなった。前場中盤にかけては利食いの売りが見られたものの、その後買い戻し優勢の地合いでプラス圏に上昇。
業種間では材料出揃いの銘柄や直近決算の好調が注目される銘柄に買いが集まり出来高もやや膨らむ場面があり、後場も高値を維持したまま取引を終えた。

 大引けの日経平均は前日比134.15円高の44902.27円となった。東証プライム市場の売買高は19億8545万株、売買代金は5兆481億円、業種別では石油・石炭製品、輸送用機器、水産・農林水産業などが値上がり率上位、その他製品、不動産業、小売業などが値下がり率上位となっている。東証プライム市場の値上がり銘柄は66.5%、対して値下がり銘柄は30.4%となっている。

 個別では、ディスコ<6146>、アドバンテスト<6857>、東京エレクトロン<8035>、TDK<6762>、スクリン<7735>、村田製作所<6981>、信越化学工業<4063>、ソフトバンクG
<9984>、セコム<9735>、HOYA<7741>、トヨタ自動車<7203>、豊田通商<8015>、オリンパス<7733>などが上昇。

 一方、ファーストリテイリング<9983>、テルモ<4543>、任天堂<7974>、日東電工<6988>、バンダイナムコHD<7832>、ソニーグループ<6758>、フジクラ<5803>、塩野義製薬
<4507>、KDDI<9433>、エーザイ<4523>、メルカリ<4385>、ベイカレント<6532>、リクルートホールディングス<6098>などが下落。
<FA>

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