アイリック Research Memo(2):保険分析・販売支援プラットフォーマーとして展開するFintech企業
*14:02JST アイリック Research Memo(2):保険分析・販売支援プラットフォーマーとして展開するFintech企業
■会社概要
1. 会社概要
アイリックコーポレーション<7325>は、企業テーマに「人と保険の未来をつなぐ〜Fintech Innovation〜」を掲げ、自社開発したワンストップ型保険分析・検索システム「保険IQシステム」を活用し、保険分析・販売支援プラットフォーマーとして事業展開するFintech企業である。2025年7月に創業30周年を迎える。
2025年6月期中間期末時点で本社を東京都文京区本郷に置き、事業所は本社のほか、大阪支店(大阪市中央区)に展開している。グループは同社、連結子会社のインフォディオ及び(株)ライフアシスト(以下、LA、2023年10月に子会社化)の3社で構成されている。資産合計は5,023百万円、純資産合計は3,672百万円、株主資本は3,625百万円、自己資本比率は72.2%、発行済株式数は8,708,000株(自己株式500,667株を含む)である。なお2025年1月17日の東京証券取引所(以下、東証)の自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)において30,000株を取得した。取得した自己株式については全株式消却を予定している。またネオファースト生命保険(株)が保有していた同社株式(566,800株、議決権割合6.91%)について、2025年2月6日付でネオファースト生命保険の親会社である第一生命ホールディングス<8750>が取得した。
2. 沿革
同社は1995年7月に東京都新宿区で設立され、1999年12月に来店型保険ショップ「保険クリニック」を本格始動した。2004年4月には汎用型IQシステム(現 「保険IQシステム」)を完成し、同年7月に「保険クリニック」FC事業を開始した。2018年4月にはインフォディオが「スマートOCR」を開発した。その後、Fintech企業として「保険クリニック」の店舗網(直営、FC)拡大、「AS」シリーズ及び「スマートOCR」の開発・拡販を推進し、2023年10月にはLAを連結子会社化した。株式関係では、2018年9月に東証マザーズ市場へ新規上場し、2022年4月の東証の市場再編に伴ってグロース市場へ移行した。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 水田雅展)
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