東洋ドライルーブ Research Memo(2):決算説明(1)
*12:02JST 東洋ドライルーブ Research Memo(2):決算説明(1)
東洋ドライルーブ<4976>
■決算説明
■東洋ドライループ 飯野
みなさま、こんにちは。東洋ドライルーブ代表取締役の飯野です。本日は、当社の決算説明会にご参加いただきありがとうございます。スライドの目次に沿ってご説明します。
東洋ドライルーブの概要です。特に内容について変わったところはありませんが、スライド中段の従業員数が514名だったものが11名減って503名となっています。
沿革です。スライド最下段に、昨年2024年12月に、子会社である大分ドライルーブ株式会社の第二工場を取得したことが追加となっています。
ドライルーブの製品の基本的な機能をご説明します。「ドライルーブ」は、社名でもあり製品名でもあります。ドライが乾燥、ルーブが「Lubricants」の略で、つまり潤滑です。
通常、潤滑というとウェットなオイル・グリースを連想されるかと思いますが、私どもはいろいろな潤滑物質、いろいろな機能を持ったものを被膜化しました。ウェットなものが使えないようなところで被膜を使って、潤滑などの機能を発揮させる製品を市場に投入しています。
非常にたくさんありますが、主な成分として、スライド左端の二硫化モリブデン、二硫化タングステン、中央のフッ素樹脂、シリコン樹脂、右端のグラファイト、窒化ホウ素等の潤滑物質を配合し、お客さまのニーズに応える被膜を作っています。
製品のラインナップです。スライド中央の上にある赤い丸が第1グループで、先ほどご説明した潤滑被膜です。こちらが私どものメイン商品で、自動車や光学業界に限らず、さまざまな産業界で採用されています。みなさまの身の回りのいろいろな製品の中で採用されています。
第2グループは、熱関連の製品です。被膜で発熱させる、被膜で断熱させる、被膜で放熱させるといった熱関連の機能被膜です。採用例はまだ多くありませんが、潜在的にはいろいろ採用されるべきところがあると思ってます。
第3グループは電気関係で、絶縁・導通・電磁波シールドなどの機能を持った被膜を用意しています。自動車のEV関連などに引き合いが増えているのが現状です。
第5グループは耐薬品で、かなり強い薬品に対して保護をする膜です。自動車関連で採用が増加しています。
第6グループは光学業界で、交換レンズやボディの上の部分、後ろ側にあるモニターを乗せている部分、カメラの中のシャッター関連、ズームの中の絞り関連といったところで使われています。レンズの場合は、オイル・グリースが使えないこともあり、いろいろなところで採用されています。
第7グループは速乾性の潤滑剤で、工業用の速乾性潤滑剤として販売されています。当社の1つの工場では、月に数千万個の小さなスイッチ関係の部品に加工しています。
第8グループは少し硬い膜で、ダイヤモンドライクカーボン、アモルファスカーボンを素材の上に形成するものを市場に投入しています。
第9グループは外装・内装、特に内装関係において、高級な外観を形成するところで採用されており、この事業が今伸びているところです。
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