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米国株見通し:伸び悩みか、米中協議の行方を見極め

2025年02月06日 13:31 市況・概要

*13:31JST 米国株見通し:伸び悩みか、米中協議の行方を見極め (13時30分現在)

S&P500先物      6,095.50(+9.00)
ナスダック100先物  21,784.75(+21.75)


米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は小幅高、NYダウ先物は71ドル高。米金利は低下し、本日の米株式市場は買い先行となりそうだ。


5日の主要3指数は続伸。序盤は売りに押されたが、徐々に持ち直し、ダウは317ドル高の44873ドルと2日連続のプラスで取引を終えた。この日発表されたADP雇用統計は民間部門雇用者数が前回を上回ったが、その後のISM非製造業景況感指数は悪化し、連邦準備制度理事会(FRB)の追加利下げ期待で買いが強まった。特に、好業績を示したアムジェンほか、長期金利の低下を背景に主力ハイテクが買われ、相場を押し上げた。


本日は伸び悩みか。明日の雇用統計発表を前に新規失業保険申請件数が注目され、想定通り弱い内容なら緩和的な金融政策への根強い期待で買いが入りやすい展開となりそうだ。また、引け後のアマゾンの決算発表をにらみ、思惑的な売り買いが予想される。長期金利の低下が続けば、ハイテク選好地合で指数を押し上げる可能性も。半面、米中貿易戦争の再燃が意識されるなか、両国の通商協議の行方を見極めようと過度な買いは抑制されよう。



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