新興市場銘柄ダイジェスト:エスユーエスは年初来高値、ナイルが大幅反発
*16:34JST 新興市場銘柄ダイジェスト:エスユーエスは年初来高値、ナイルが大幅反発
<3137> ファンデリー 751 -48
反落。21日の取引終了後に、「ユニバース」4店舗において国産ハイブランド冷食「旬をすぐに」の販売を開始したことを発表し、年初来高値を更新したが、連日の急騰を受けた利益確定売りに押され下落している。「ユニバース」は、青森県・岩手県・秋田県の北東北3県で地域に密着した食品スーパーマーケットを展開している。
<5618> ナイル 333 +69
大幅反発。25年3月において連結試算表ベースで単月黒字を達成したと発表した。同社の全ての事業は日本国内を中心に展開しているため、米国の新たな関税政策が業績に与える影響は軽微であると考えられ、25年12月期においても事業拡大のための人材投資を継続しつつ、費用構造の最適化を進め、売上成長と通期黒字化を目指している。25年12月期の連結業績予想に対する第1四半期の進捗は順調に推移しており、25年3月単月の黒字化はこれまでの取り組みの成果が着実に表れてきているものであるとしている。
<6554> エスユーエス 1020 +102
急騰、年初来高値更新。25年9月期第2四半期(中間期)連結業績予想の上方修正を発表し、好感されている。売上高を71.74億円から74.50億円(3.8%増)、経常利益を5.77億円から8.50億円(47.3%増)に上方修正した。売上高については、派遣単価が前回発表予想よりも上昇したことや、退職率を前回発表予想よりも改善できたことなどが要因。利益面については、上記要因に伴う売上総利益の増加や、採用広告費等の販売費及び一般管理費の効率的な使用などが要因としている。
<4978> リプロセル 144 -5
続落。21日の取引終了後に、SOMPOひまわり生命保険が提供するフェムテック領域のヘルスケアサービス「ライフイズ」と、同社の郵送検査キット「ウェルミル」の業務提携契約締結を発表した。今回の提携に基づき、「ライフイズ」を導入している企業・団体向けに、「ウェルミル」の女性向け郵送ホルモン検査キットを提供する。これにより、働く女性のヘルスケアをより一層支援し、健康管理における新たな選択肢を提供することを目指すとしている。ただ、株価に対する反応は限定的となっている。
<3967> エルテス 663 +52
大幅反発。株主優待制度の拡充を発表し、好材料視されている。25年1月7日に発表した「株主優待制度の拡充」で継続保有期間を定めたことが、投資魅力の低下に繋がる可能性について検討した結果、今後より多くの人に株主になってもらうことを一層推進するために、8月末日、2月末日の基準日時点で保有株式数800株以上の継続保有期間が半年に満たない株主への株主還元制度を新設(QUOカード5000円分を贈呈)したとしている。なお、800株以上の継続保有期間が半年以上の株主への優待内容に変更はない。
<4890> 坪田ラボ 415 +39急騰。25年3月期通期業績予想を上方修正したことを発表し、好感されている。売上高を12.00億円から13.50億円(12.5%増)、経常利益を1.60億円から3.00億円(87.5%増、前期実績は6.36億円の赤字)に上方修正した。修正の理由は、「Beijing Yijie Pharmaceutical Technology Co.,LTD」との正式なライセンス契約締結に加え、海外製薬企業への非臨床試験データおよび一部臨床試験結果の提供も順調に推移しているためとしている。
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