今日の為替市場ポイント:米政府機関の閉鎖を警戒して米ドルは伸び悩む可能性
*07:56JST 今日の為替市場ポイント:米政府機関の閉鎖を警戒して米ドルは伸び悩む可能性
9月30日のドル・円は、東京市場では148円84銭から147円94銭まで下落。欧米市場では148円09銭から147円65銭まで下落し、147円92銭で取引終了。本日10月1日のドル・円は主に148円を挟んだ水準で推移か。米政府機関の閉鎖が引き続き警戒されており、米ドルは伸び悩む可能性がある。
報道によると、トランプ米大統領は9月30日、ホワイトハウスで記者団に対して「おそらく政府閉鎖になるだろう」と述べた。政府閉鎖は1981年以降で14回発生している。民主党は医療保険補助金の延長などを求めているが、共和党側はこの要求を受け入れる様子はないようだ。なお、米コンファレンス・ボード(CB)が9月30日発表した9月消費者信頼感指数は8月から3.6ポイント低下し、94.2となった。雇用機会を巡る懸念が高まっていることが要因。政府機関の閉鎖(一部閉鎖)によって政府部門の雇用者数は減少するため、10月分の雇用統計は悪化するとみられるが、政府機関の閉鎖(一部閉鎖)が長引いた場合、米国の金融政策にも一定の影響を及ぼす可能性がある。
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