米国株見通し:下げ渋りか、減速懸念も今後の緩和に期待
*13:44JST 米国株見通し:下げ渋りか、減速懸念も今後の緩和に期待
(13時30分現在)
S&P500先物 5,758.00(+28.25)
ナスダック100先物 20,088.50(+137.50)
米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は堅調、NYダウ先物は124ドル高。米金利は低水準に沈み、本日の米株式市場は買い先行となりそうだ。
19日の主要3指数は反発。終盤に強含む展開となりナスダックとS&Pは前日比1%超高、ダウは383ドル高の41964ドルとプラスに転じた。連邦公開市場委員会(FOMC)は2会合連続で政策金利の据え置きを決定し、パウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長は追加緩和に慎重な姿勢を維持。ただ、保有資産の縮小ペースを緩めるほかスタグフレーションを意識した見通しを示した。それを受け今後の追加利下げへの期待が高まり、買戻しが相場を押し上げた。
本日は底堅い値動きか。当局者の金利見通しから今年の利下げは2回と推測されているものの、目先の経済指標から減速が鮮明になれば緩和に傾くとの思惑が広がりやすい。今晩発表のフィラデルフィア連銀製造業景気指数や新規失業保険申請件数が予想通り前回より弱い内容なら、政策期待の買いが見込まれる。ただ、国内経済の不透明感は深まり、景気敏感や消費、ハイテクは買いづらいだろう。引き続きディフェンシブを中心とした買いが相場を支えるとみる。
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