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市況・概要 2025/03/28 05:46 一覧へ

NY株式:NYダウは155ドル安、関税への警戒感がくすぶる

*05:46JST NY株式:NYダウは155ドル安、関税への警戒感がくすぶる 米国株式市場は続落。ダウ平均は155.09ドル安の42299.70ドル、ナスダックは94.98ポイント安の17804.04で取引を終了した。

トランプ大統領が発表した自動車関税を懸念した売りが続き、寄り付き後、下落。その後、雇用関連や国内総生産(GDP)など指標が堅調な経済を示し一時上昇に転じた。しかし、関税を巡る不透明感がくすぶったほか、インフレ高止まりの思惑で長期金利の上昇が嫌気され、終盤にかけ相場は再び下落し終了。セクター別では電気通信サービスや家庭・パーソナル用品が上昇した一方、半導体・同製造装置が下落した。

レンタカー会社のエイビス・バジェット・グループ(CAR)は関税による自動車価格の上昇に連れレンタル需要が増加するとの期待に買われた。電気自動車メーカーのテスラ(TSLA)や同業のリビアン・オートモーティブ(RIVN)は大半の自動車を国内で生産しているため、関税による業績への損傷が限定的との見方に、それぞれ上昇。一方で、自動車メーカーのゼネラルモーターズ(GM)やフォード(F)はピックアップトラックをメキシコやカナダで生産しているため、関税の影響が懸念され、それぞれ下落した。

ペット向け健康・ウェルネス会社のぺトコ・ヘルス・アンド・ウェルネス(WOOF)は収益が出ていない店舗の閉鎖などが奏功し、第1四半期の業績が予想を上回り、大幅高。テクノロジー会社のアップラビン(APP)は空売り投資家のマディ・ウォーターズが同社株の売り持ちを明らかにし、下落した。半導体のアドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)はアナリストの投資判断引き下げで下落。

ヨガアパレルのルルレモン(LULU)は取引終了後に第4四半期決算を発表。1株当たり利益が予想を上回ったが、第1四半期の見通しが予想を下回り、時間外取引で売られている。


(Horiko Capital Management LLC) <ST>

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