AViC Research Memo(2):企業説明(1)
*17:15JST AViC Research Memo(2):企業説明(1)
■株式会社AViC<9554>企業説明
■AViC市原
よろしくお願いします。それでは、まず我々がどういったビジネスを行っているのかといったところを最初にご説明させていただきます。
当社は、右側のクライアント様から預かり予算をいただき、一番左の検索連動型広告であったり、ディスプレイ広告、インフィード広告といったり、Google、Meta、Yahooなど、皆様がスマートフォンやパソコンでいろいろなメディアで検索・接触すると思うのですが、そういった広告枠を、我々の高品質のコンサルティングによって効率的にこのメディアを買い付けて、お客様の集客のご支援、集客の向上のご支援をさせていただいています。当社の収益に関しては、そこの媒体費、メディアを購入した手数料を頂戴していくようなビジネスモデルになっています。
もう1つ、検索した後に、検索結果画面にいろんな企業様のWebサイトが掲載されますが、1番上に行けば行くほどクリックされて流入が増えていきますので、そういった自然検索、オーガニック検索の結果、順位を上げていくようなコンサルティングのサービスも行っています。
お客様にとって、我々の何が競争力になり、何がお客様にとってのベネフィットになるのかといったところですが、シンプルに、我々はそのコンサルティングを労働集約で行い、その人件費をいただくということではなく、我々の価値は効率的にメディアを買い付けることになります。
具体的に申し上げますと、一番左の事例を見ていただくと、前の広告会社が同一の広告枠に対して2,033円で広告を仕入れたところ、我々は707円で仕入れてるというような状況になります。
また、左から二番目目の事例で言うと、107円で仕入れていたものが、我々が全く同じ広告枠を43円で仕入れることができています。一番左の事例に戻りますと、その結果、一件あたりのお申し込み、集客をする単価が4万7,900円から3万7,000円に非常に安価に、申し込み1件当たりの単価が安くなってきます。右側も同様になっております。
さらに、効率的に投資したことによって余ったコストに対しては、より積極的に投資すべきところに投資することで、獲得件数も増えていくような状況になります。
例えば、年間1億円の広告費を投資してるお客様がいた場合、20%、30%、40%安く広告枠を仕入れることでですね、1件あたりの申し込み単価が安くなる。営業利益に非常に貢献していくような形になりますので、当社の技術を通して安価に広告枠を仕入れ、そして集客の向上をしていくというようなサポートをさせていただいています。
●はっしゃん
市原様、ここでご質問させていただいてもよろしいでしょうか。私も投資家VTuberということで、逆側の立場で企業様から広告をお預かりし、サポートをさせていただくこともありますので、非常に興味深くここまで聞かせていただきました。広告を出したい企業様向けのコンサルティングやSEOサービスの会社はたくさんあるように思いますが、その中で御社は広告を安く出すことができるので、御社と契約することで企業様は広告費を抑えることができる、その秘密はこれからご説明いただくかと思うんですが、そういう理解でよろしいですか。
■AViC市原
はい、結構です。
●はっしゃん
ありがとうございます。
なぜそういう状態にできるのかといったところですが、Google、Yahoo、Meta、Xなどでは、独自のメディアごとにアルゴリズムが存在しています。これに関しては、特に開示されてるわけではありません。
その中で、Googleなら、わかりやすく言うと、1点から10点の10点満点で、あなたの今出してる広告は10点ですよといった場合には、100円で買い付けることができるんです。けれども、その広告は5点ですよって言われると、300円で買い付けなきゃいけないっていう形で、同じ広告枠でも、しっかりそのアルゴリズムを理解した上で、その指標やその指数を、それぞれのメディアでクリアしていないと、高く買い付けなければいけないというような状況になってきます。
ここが我々の独自のノウハウや知識になりますので、そういったところを属人化せずに標準化しながらお客様に対してしっかりと効率的に広告枠を買い付けていく、というところが我々の最大の競合優位性になってきます。
業績ですが、おかげさまで、毎年多くの需要をいただきながら、売上・利益が成長できています。2024年9月期もクオリティ・グロースを継続していますし、今期2025年の9月期に関しても、30%の増収、50%の増益、営業利益率26.7%と、業界最高水準の成長率と利益率で着地するような予定です。
我々の第1四半期(1Q)が終わり、現在第2四半期(2Q)、1-3月の2Q進行中ですが、社内計画は上回る水準で順調に進捗しています。また、1Q対比でも増収増益となる見込みですし、さらにM&A、新規事業と仕込んでおり、中国事業等のインオーガニック成長を組み合わせることで非連続の成長を今後も実現していきたいと思っています。
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