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銘柄/投資戦略 2025/03/24 15:57 一覧へ

バリオセキュア、太陽HD、日本オラクルなど

<4494> バリオセキュア  750  +100ストップ高。21日日出された大量保有報告書によると、光通信の保有比率が5.34%
と大株主に浮上していることが明らかになっている。保有目的は純投資とされている。光通信の保有銘柄は折に触れて関心が高まる局面もあり、物色の手掛かり材料につながっているもよう。なお、同社株は直近で、NTTコミュニケーションズとのパートナーシップ開始を発表して急伸の経緯もある。

<4626> 太陽HD  4700  +605急騰。前引け後に利益還元方針の変更、並びに増配の発表を行った。これまで通り、DOE5%以上を維持するとしているが、少なくても28年3月期までは、ROE改善に向け総還元性向100%を目安とした株主還元を実施するとしている。これに伴い、25年3月期の年間配当金は従来計画の80円から190円にまで引き上げ、前期比では110円の増配となる。前引け値を基準にすると、配当利回りは4.6%の水準となる。

<3544> サツドラホールディングス  866  -54大幅反落。先週末に第3四半期決算を発表。累計営業利益は12.9億円で前年同期比39.8%増となり、据え置きの通期予想14億円に対しても好進捗となった。ドラッグストアは商品単価の上昇や化粧品の需要回復で、インバウンドは訪日観光客の需要増加でそれぞれ売上が伸長。上半期から一段と増益率も高まっているが、先週末にかけ株価の水準訂正が進んでいたこともあって、短期的な出尽くし感が先行する形に。

<8707> 岩井コスモ  2560  +49大幅続伸。25年3月期末配当金を121円にすると発表している。年間配当金は141円となり、前期比では21円の増配となる。期末配当額、年間配当額とともに過去最高の水準となるようだ。現在の中計期間中は、年間配当金40円を下限に設定するとともに、総還元性向を50%以上とすることにしている。先週末終値をベースにすると配当利回りは5.6%の高水準となる。

<9064> ヤマトHD  2046.5  +37.5続伸。固定資産の譲渡・賃借(セール・アンド・リースバック)を実施するとし、それに伴う業績修正も発表している。25年3月期純利益は従来予想の180億円から360億円、前期比4.3%減に上方修正へ。売上高や営業利益は据え置いているものの、資産効率の向上につながるほか、売却資金が設備投資、M&A、自己株式取得などへ活用されてくる可能性などもプラス材料視されているようだ。

<4716> 日本オラクル  15710  +1485急伸。先週末に第3四半期の決算を発表。12-2月期営業利益は223億円で前年同期比15.1%増となり、9-11月期の小幅減益から2ケタ増益に転換した。クラウドサービスの好調な売上推移が背景に。第3四半期累計では営業増益率が11.3%となっており、通期の市場コンセンサス8%強増に対して上振れ基調での推移とみられる。NTTデータの本格的なクラウド導入が26.5期以降の業績に寄与してくるとの見方も。

<7550> ゼンショーHD  8088  -438大幅続落。「すき家」で提供したみそ汁の中にネズミの死骸が入っていたとする報道などを受け、同社では混入事実を認めて謝罪している。具材を椀に入れて複数個準備する段階で、そのうち一つにネズミが入っていた可能性があり、目視確認を怠ったためにそのまま客に提供されてしまったもよう。信用力の低下に伴う目先の客足離れなどが警戒される展開のようだ。

<2296> 伊藤ハム米久  4180  +295大幅続伸。伊藤ハムと米久の経営統合10周年を迎えるにあたって、記念配当を実施すると発表。26年3月期に総額約100億円となる1株当たり175円(うち、第1四半期末85円、第3四半期末90円)を実施する。25年3月期の普通配当金は145円の見込みであり、累進配当を掲げていることからも、26年3月期は320円以上の配当金が期待できる状況に。前日終値をベースにした配当利回りは8%強の水準となる。

<6941> 山一電機  2261  +154大幅続伸。発行済み株式数の6.36%に当たる125万株、25億円を上限とする自己株式の取得実施を発表している。取得期間は3月24日から5月31日まで。資本コストや株価を意識した機動的な資本政策の一環としている。比較的短期間での高水準の自社株買いとなり、需給インパクトの強まりが期待されている。なお、同社では3月12日にかけて上限10億円の自社株買いを終えたばかりであった。

<7071> アンビス  514  -100ストップ安比例配分。有料老人ホーム「医心館」のうち複数のホームで、併設の訪問看護ステーションが入居者への訪問について実際とは異なる記録を作り、不正に診療報酬を請求していたとみられること分かあったと報じられている。必要ないのに訪問して過剰に報酬を請求する行為も常態化していたとの元社員らの指摘も伝わっている。昨年はサンウェルズの不正請求問題が発覚し、一部では警戒感の波及も警戒されていたとみられる。
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