日経平均は50円安でスタート、IHIやソフトバンクGなどが下落
[日経平均株価・TOPIX(表)]
日経平均;38736.37;-50.65TOPIX;2732.67;-4.56
[寄り付き概況]
2月10日の日経平均は前営業日比50.65円安の38736.37円と続落でスタート。7日の米国市場でダウ平均は444.23ドル安の44303.40ドル、ナスダックは268.59ポイント安の19523.40で取引を終了。雇用統計の結果を受けて、寄り付き後まちまち。その後、賃金の伸びが予想外に加速したこと、ミシガン大消費者信頼感指数の期待インフレ率の上昇を受け、インフレ再燃が警戒されたほか、トランプ大統領が相互関税計画を発表すると発言し、貿易摩擦の深刻化懸念に売りが加速した。シカゴ日経225先物は大阪比465円安の38375円。シカゴ先物にサヤ寄せする形から、本日の日経平均はやや売りが先行して始まった。注目されていた日米首脳会談については、一定の成果があったと評価する声が多い一方、11日は建国記念の日の祝日で休場になる他、今週は決算ピークであることも様子見姿勢に繋がっているようだ。
東証プライム市場の売買代金上位では、IHI<7013>、三菱重<7011>、川崎重<7012>、ソフトバンクG<9984>、アドバンテスト<6857>、キーエンス<6861>、日本製鉄<5401>などが下落する一方、ディスコ<6146>、メルカリ<4385>、商船三井<9104>などが上昇。業種別では、卸売業、鉄鋼、繊維製品などが下落率上位で推移。
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