金は次の材料待ち サンワード証券の陳氏(山崎みほ)
*09:59JST 金は次の材料待ち サンワード証券の陳氏(山崎みほ)
皆さん、こんにちは。フィスコリサーチレポーター山崎みほの気になるレポートです。今回は、金についてのレポートを紹介します。
陳さんはまず、『金はFOMC受けて急落するも、下値は堅い』と述べています。
続いて、『NY金(2月)は、上値の重い展開となったが、2600ドルを割り込む場面では買い戻され、下値の堅さが確認された』と述べ、『米連邦準備理事会(FRB)は17─18日に開催した連邦公開市場委員会(FOMC)で政策金利を0.25%ポイント引き下げて4.50%とした。同時に公表した金利・経済見通しでは2025年の利下げ回数が2回と想定され、9月の前回見通しの4回から半減し、今後の利下げペースが鈍化する可能性が示唆された。1月28─29日の次回会合での利下げ一時停止との見方から、利下げはしたがタカ派的な会合となった』と解説しています。
そして、『この結果を受けて、NY金は19日に一時2596ドルまで急落した。しかし、週末20日は、米長期金利の低下を背景に7営業日ぶりに反発した。前日比37.00ドル(1.42%)高の1オンス=2645.10ドル。11月米個人消費支出(PCE)物価指数が前年同月比で2.4%上昇と、2カ月連続で伸びが加速したものの、市場予想の2.5%上昇は下回ったことで、来年の利下げペース鈍化を織り込んで上昇していた米長期金利が低下し、金は買い戻された』と伝えています。
一方、『日銀は18―19日の金融政策決定会合で、政策金利を0.25%程度で据え置くことを決めた。経済・物価ともに前回10月の決定会合での判断を維持した』と伝えています。
また、『週明け23日以降のNY金は堅調。米長期金利が4.6%に接近する中、2630ドル台に戻しており、地合いの強さが判明した』とし、『クリスマス休暇が終われば、市場は、トランプ政権の始動に備える展開になろう。世界的な関税戦争が懸念され、欧州主要国である独仏でも政局が混乱している。世界情勢の不透明感から安全資産である金を買う動きは継続しよう。特に、中国では11月に7カ月ぶりに金購入に動いている。対中強硬派で固められたトランプ次期政権では、米中関係の悪化が予想されることから、中国のドル資産離れ、金購入の動きは一段と強まるだろう。また、ロシアはじめBRICS諸国や他新興国でも、中銀の金購入が継続しよう』と考察しています。年末年始のNY金予想レンジは、『2580~2780ドル』と想定しています。
一方で、『OSE金は円安が支援要因となり、25日には1万3300円台に上昇している。この日、日本銀行の植田総裁は、今後の金融政策運営について、トランプ次期米政権の動向や来年の春闘に向けた動きを注視していく考えを改めて示し、円安が進行する下でも従来の姿勢に変化がないことを示唆した』と伝え、『外国為替市場では1ドル=160円を目指す展開が予想される。円安を受けてOSE金は堅調に推移しよう』と考察しています。予想レンジは、『1万3000~1万3800円』と想定しています。
参考にしてみてくださいね。
上記の詳細コメントは、ブログ「テクニカルマイスター」の12月25日付「金はFOMC受けて急落するも、下値は堅い」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。
フィスコリサーチレポーター 山崎みほ
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