日経平均は4日ぶりに反落、先週末の買いに対する反動で40000円割れ
*16:00JST 日経平均は4日ぶりに反落、先週末の買いに対する反動で40000円割れ
先週末の米国市場のダウ平均は333.59ドル安の42992.21ドル、ナスダックは298.33pt安の19722.03ptで取引を終了した。年末年始の祝日を控え、参加者が限定的となる中、中国の指標が冴えず、さらにドイツや韓国などの政局不安も一部投資家心理に影響を与えたと見られ、下落した。新年度のリバランスに向け、特にハイテクが売られ、相場全体を一段と押し下げ、終日軟調に推移。終盤にかけて下げ幅を縮小した。
主要株価指数がそろって下落した米株市場を横目に、大納会の日経平均は前週末比44.62円高の40325.78円と4営業日続伸でスタート。やや買いが先行したものの、想定通り前週末の大幅な上昇の反動の形で、利益確定の売りが出て朝方の買い一巡後はマイナス圏に転じた。持ち高調整と見られる売りも観測され、日経平均は40000円台を割り込んで大納会の取引を終えた。
大引けの日経平均は前日比386.62円安(-0.96%)の39894.54円となった。東証プライム市場の売買高は16億2287万株。売買代金は3兆6011億円。業種別では、サービス、非鉄金属、電気機器、精密機器、輸送用機器などが下落した一方、海運、鉄鋼、鉱業、ゴム製品、水産・農林などが上昇した。東証プライム市場の値上がり銘柄は38.8%、対して値下がり銘柄は58.0%となっている。
個別では、ディスコ<6146>や、ソシオネクスト<6526>、アドバンテスト<6857>などの半導体関連株、川崎重工業<7012>や三菱重工業<7011>、ソフトバンクグループ<9984>、ファーストリテ<9983>、日産自動車<7201>、フジクラ<5803>などが下落した。
このほか、9-11月期は営業減益幅拡大となったアダストリア<2685>が大幅下落となったほか、セレス<3696>、シナネンHD<8132>などが値下がり率上位となった。
一方、川崎汽船<9107>、商船三井<9104>、日本郵船<9101>などの海運株などが堅調に推移。また、ネクソン<3659>、ディー・エヌ・エー<2432>もしっかり。このほか、上半期営業増益率の拡大を評価されたウェザーニューズ<4825>や第1四半期の順調な収益回復を好感されたマルマエ<6264>が急騰、野村マイクロ・サイエンス<6254>、フィックスターズ<3687>、ダブルスタンダード<3925>などが値上がり率上位となった。
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