個人投資家・有限亭玉介:2025年の注目テーマの中から思惑期待の高そうな中小型株を考察【FISCOソーシャルレポーター】
*10:00JST 個人投資家・有限亭玉介:2025年の注目テーマの中から思惑期待の高そうな中小型株を考察【FISCOソーシャルレポーター】
以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家「有限亭玉介」氏(ブログ:儲かる株情報「猫旦那のお株は天井知らず」)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。
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※2025年1月6日12時に執筆
昨年はAIやデータセンターで関連銘柄が沸きました。2025年はどのようなテーマが物色されるのか楽しみですねぇ。やはり目先で手堅いのはAIやデータセンターといった国策銘柄でしょうねぇ。しかし、また今年再び新たなテクノロジーが登場して市場を席巻する可能性もあるかもしれませんな。
改めまして株&猫ブログ「儲かる株情報『猫旦那のお株は天井知らず』」を執筆しております、有限亭玉介と申します。
2025年の相場全体の影響力を考えるとトランプ大統領の政策かもしれませんが、個別テーマで見れば三大ディープテックである「ペロブスカイト」「核融合」「宇宙開発」しっかり注視しておきたいところです。
ペロブスカイト太陽電池に関しては、昨年8月にパナソニックが2026年に実用化する方針を発表していましたので、三大ディープテックの中では一番早く実用化の目処が立っているかもしれません。
宇宙開発に関しては日本だけでなく世界中で国策として莫大な予算が注ぎ込まれていますので、人工衛星の打ち上げはもちろん、月面資源の活用や軍事関係まで新しいビジネスが今後も拡大していく事になるでしょう。米トランプ大統領の政策だけでなく、イーロン・マスク氏が米国の中枢から世界の宇宙開発の方向性を決定づける可能性もありそうです。
核融合に関しては、実用化まで技術的にも政治的にも時間を要すると予想されております。ただ、実現した時の社会的なインパクトは三大ディープテックの中では群を抜いているでしょうな。実用化へ向けて関連銘柄への物色も入ると思いますので、引き続きチェックしていきたいです。
さて、2025年も個人投資家に人気化しそうな銘柄をピックアップしましたよ。電子部品製造装置を研究開発するサムコ<6387>は、下落基調から底を打ったかのように出来高をともなって反発を確認。パワー半導体・ペロブスカイト太陽電池関連として思惑があり、2025年中に新たな技術革新の報道などもあったら…物色される可能性もありかと見ます。
宇宙・ロボット関連として思惑のあるセック<3741>は、昨年2月にJAXAのH3ロケット打ち上げ成功で御祝儀買いが流入した経緯があります。あれからチャート(日足)は上値が重い展開が続いたものの、直近で量子コンピュータ関連として物色されると下値を切り上げました。業績はしっかり過去最高益を更新する見通しで、配当も年々増配しておりますな。
昨年12月に子会社が航空機エンジン部品の大型受注を獲得したと発表した理経<8226>は、その勢いのまま大納会で年初来高値を更新しましたねぇ。同社は衛星通信技術に定評があり、時価総額100億以下の小型株ながら堅実に黒字着地しておりますよ。
PER・PBRの割安感が目立っている日本ギア工業<6356>は、底値圏からじわじわと下値を切り上げてきました。バルブアクチュエーターに強みを持つ同社は原発向けでも高シェアを有している事から、核融合向けのプラントでも需要があるか…。業績も堅調で2025年もしっかり注視したいです。
建築設備事業を中心に総合エンジニアリングを手掛ける三機工業<1961>は、株主還元にも積極的で投資家からは歓迎されておりますな。チャート(日足)は鮮やかな上昇トレンドを形成しており、2025年も最高値を更新し続けるか監視中。
最後は化学薬品など液体貨物輸送を主力とする日本コンセプト<9386>です。昨年12月5日に配当修正で10円の増配を発表し動意しましたな。大株主の持株比率が同社社長と商船三井<9104>で50%近くを占めており、チャートの底堅さも目立ちますな。チャートは12月の増配発表であけたマドも埋めてきておりますな。
さて、ちょっとお話が長くなりましたが、あたくしのブログではそんな「今強含んでいる個別株・テーマ株」を紹介しています。お暇があれば覗いてみてやってください。愛猫「アル」と共にお待ち申し上げております。
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執筆者名:有限亭玉介
ブログ名:猫旦那のお株は天井知らず
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