米国株式見通し:強含みか、新規の買いが入りやすい
*15:51JST 米国株式見通し:強含みか、新規の買いが入りやすい
S&P500先物 5,965.25(+29.50)
ナスダック100先物 21,377.75(+151.25)
米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は強含み、NYダウ先物は29.50ドル高。米金利は底堅く推移し、本日の米株式市場は強含みとなりそうだ。
昨年12月30日の主要3指数は大幅続落。終盤の下げ幅縮小もナスダックとS&Pは3日連続で、ダウは418ドル安の42573ドルと2日連続で値を下げた。年末年始休暇に向け取引が薄くなるなか、主力株を中心に利益確定や持ち高調整の売りが強まり、指数を下押し。ただ、連邦準備制度理事会(FRB)は目先の緩和姿勢を後退させているもの
の、終盤になると過度な懸念の後退で長期金利は低下し割安銘柄への買戻しが相場を支えた。
本日は底堅い値動きか。昨年末にかけての調整は一服し、新規の買いが入りやすい展開となりそうだ。直近の中国PMIは製造業が景気の好不況の境目である50を3カ月連続で維持したほか、非製造業は大幅に改善。中国経済への不安はいったん収束し、関連銘柄を中心に買いが入りやすい。今晩の新規失業保険申請件数が強い内容なら、景況感の改善も好感されよう。もっとも、材料難で積極的に買いづらく上昇は小幅にとどまるとみる。
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