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市況・概要 2025/01/28 15:49 一覧へ

日経平均は大幅安で3日続落、半導体や電線株が下げ止まらず

*15:49JST 日経平均は大幅安で3日続落、半導体や電線株が下げ止まらず 27日の米国市場はまちまち。ダウ平均は289.33ドル高の44713.58ドル、ナスダックは612.46ポイント安の19341.84で取引を終了した。中国の格安なAIモデルへの脅威を背景とした世界的なハイテク株売りにおされ、寄り付き後、下落。半導体のエヌビディアなどの急落がけん引し、ナスダックは大幅続落した。一方、一部主要企業の好決算が支援したほか、12月新築住宅販売が予想以上に増加するなど良好な経済指標を受け景気への楽観的な見通しにダウは上昇に転じ、終盤にかけ上げ幅を拡大し、まちまちで終了。

米国市場の半導体株安を受けて、東京市場は売り優勢で取引を開始。日経平均は3日続落でスタートした後は、「DeepSeekショック」による値がさ半導体株や電線株の下落などが影響し、一時39000円台を割り込む場面も見られた。一方、銀行株や不動産株など内需株は総じて買われたことでTOPIXは一時切り返すなど、日経平均の下げが目立つ一日となった。

大引けの日経平均は前日比548.93円安(-1.39%)の39016.87円となった。東証プライム市場の売買高は19億7696万株。売買代金は5兆474億円。業種別では、非鉄金属、ガラス・土石、電気機器、石油・石炭、機械などが下落した一方、その他製品、銀行、不動産、陸運、空運などが上昇した。東証プライム市場の値上がり銘柄は66.6%、対して値下がり銘柄は31.1%となっている。

日経平均採用銘柄では、朝方にトランプ大統領が「防衛システムは全て米国製になるだろう」と発言したことも影響し、三菱重工<7011>、川崎重工<7012>、IHI<7013>、日本製鋼所<5631>など防衛関連が大幅安となったほか、アドバンテスト<6857>、ディスコ<6146>、ソフトバンクグループ<9984>、東京エレクトロン<8035>、ソシオネクスト<6526>など半導体株が引き続き下落。また、フジクラ<5803>、古河電工<5801>、住友電工<5802>など電線株も弱い。このほか、NTTデータ<9613>、富士電機<6504>、レゾナックHD<4004>、日立<6501>などが売られた。

一方、決算を材料に日立建機<6305>が買われたほか、証券会社によるポジティブなレポートなどが材料視されて三井不動産<8801>、住友不動産<8830>が上昇。また、オリエンタルランド<4661>、メルカリ<4385>、任天堂<7974>などエンタメ系もしっかり。このほか、京成電鉄<9009>、ソニーグループ<6758>、安川電機<6506>、小田急電鉄<9007>、ZOZO<3092>などが買われた。
<FA>

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