フィスコニュース

経済/その他 2025/03/25 07:38 一覧へ

NYの視点:米3月サービス業PMIが予想外に一段と改善も、関税で見通しは悪化、警戒感くすぶる

*07:38JST NYの視点:米3月サービス業PMIが予想外に一段と改善も、関税で見通しは悪化、警戒感くすぶる 米3月製造業PMIは49.8と、2月52.7から予想外に拡大と縮小の境目となる50割れに落ち込んだ。関税で材料価格のコスト上昇が影響した。製造業の販売価格は2023年2月来で最高。一方で、米3月サービス業PMIは54.3と、予想外に2月51.0から上昇し昨年12月来で最高となった。天候の回復が奏功した。価格は60と、2月の57.8から上昇し、2023年9月来で最高を記録。企業の期待は24年9月来で最低となるなど、関税への懸念が重しとなっていることが示唆された。

今年に入り、トランプ政権が計画している関税策などが不透明要因となり消費者信頼感指数の低下につながり、米国経済の7割を占める消費の鈍化で景気後退入りするとの見通しも強まっていたなか、サービス業PMIの改善は好感された。しかし、見通しが依然冴えず、警戒感もくすぶる。コンファレンスボードが25日に発表の3月消費者物価指数に注目される。


<CS>

フィスコニュース

マーケット ニュース一覧