新興市場銘柄ダイジェスト:QPS研究所は反発、インフォメティスが大幅反発
*16:18JST 新興市場銘柄ダイジェスト:QPS研究所は反発、インフォメティスが大幅反発
<4591> リボミック 100 0
もみあい。北海道大学とのANCA関連血管炎に対するアプタマー医薬の開発研究に関わる共同研究の成果が、第114回日本病理学会(4月17日)、第69回日本リウマチ学会(4月24日)において発表されることを公表し、上昇して始まったが現在はもみあいとなっている。今回の共同研究において自己免疫疾患におけるアプタマーの腎臓保護作用が確認されたとしている。この成果は抗IL-21アプタマーの新しい用途の開発と、ANCA関連血管炎におけるIL-21の役割の一端の解明につながることが期待される。
<147A> ソラコム 920 +4
反発。本日、KDDIとIoT分野の協業に関する包括契約を締結したと発表し、プラスに転じたものの、地合いの悪さに押され失速している。これまでも両社はIoT分野において協業してきたが、今回の包括契約に基づき、IoTとAIの活用を視野にいれた法人向けソリューションの拡充、ソラコムのクラウドネイティブなモバイルコア技術を活かした新たな機能・サービスの開発等を予定し、コネクテッドカー向けIoT基盤の研究開発・構築においても連携して取り組みを進め、協業を強化するとしている。
<4572> カルナバイオ 299 +3
続伸。米国癌学会年次総会で開発中のCDC7阻害剤monzosertib(AS-0141)の非臨床研究に関する発表を行う。monzosertibはCDC7(cell division cycle 7)キナーゼの強力かつ選択的な阻害剤で、日本国内において進行・再発・難治性又は遠隔転移を伴う悪性腫瘍患者を対象とした臨床試験を実施中。急性骨髄性白血病治療薬のDNAメチル基転移酵素阻害薬及びB細胞リンパ腫因子-2阻害薬との組み合わせによる3剤併用効果に関し新たな非臨床研究の発表を行う。
<281A> インフォメティス 896 +62
大幅反発。27日の取引終了後に、日本電気(NEC)が保有する電力データの特徴抽出に関する日本および米国特許合計2件の譲受により電力データ高度利活用のグローバル事業の拡大を目指すことを発表し、好材料視されている。同社は経営課題の1つに分析技術の強化、知財強化(特許対策)を掲げており、今回NECから譲受した特許は、インフォメティスの知財ポートフォリオを強化すると共に「エナジー・インフォマティクス」拡大にあたって日本国内外での優位な展開を支えるものになるとしている。
<286A> ユカリア 1018 -26
反落。27日の取引終了後、医療法人穂仁会との間で、同社が穂仁会に医療経営総合支援を提供するパートナーシップ契約を3月31日付で締結することを発表した。同社は20年にわたり中小規模病院の現場に赴き、経営支援・運営支援をしてきている。穂仁会(原病院、聖祐病院)とのパートナーシップ契約の締結により、今後、経営ノウハウの提供をはじめ、人材支援、現場に適した医療DX化の推進など病院運営に関わる全面的なサポートを提供していくとしている。ただ、地合いの悪さに押され、軟調な動きになっている。
<5595> QPS研究所 939 +37
反発。国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)からの大型受注の「軌道上エッジコンピューティング技術の軌道上実証研究」に関し、当初受注金額1.74億円が13.77億円に変更された。JAXAが研究開発を進めているソフトウェアプラットフォームを搭載したオンボード高性能計算機(OBC)を同社衛星に搭載し軌道上での技術実証を行うと共に、新たなサービス構想を協力して実証することを目的としており、JAXAとの調整が完了したことから、その実施条件等を反映するための変更契約を締結した。
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